井川 彩子
- 専門分野
- ガラス造形 / 彫刻 / 工芸
SCULPTURE
[造形表現/3年]
2年次までに身につけた素材の知識や制作技術をベースに、3年次からは自分ならではの表現を行う力を身につけます。自らの世界を表現するためには、日常の経験から多くを感じ取る感性を磨く必要があります。また、「なぜつくるのか」を理論的に考える力や、そこからコンセプトを組み立てる力も欠かせません。このような力を培うため、『造形表現』ではオマージュ作品を制作します。興味がある作家を選び、作品や作家について深く研究し、最終的には作家に捧げる作品をつくります。尊敬する作家から表現活動を行うための姿勢や思考プロセスを学び、同時に、自分自身を理解し、表現したい世界が何かを模索します。
FIRST
芸術学部の共通科目を受講して、観察力や思考力、想像力など表現者としての「幹」を育みます。また、7専攻の基礎を広く学び、これから追求する分野を検討していきます。
SECOND
人体をモチーフにした塑像制作からはじめ、ブロンズ鋳造や金属彫刻、木彫、石彫など、素材加工の基礎を一通り習得し、独自のテーマと表現方法を模索します。
THIRD
美術理論を学び、作品を客観的に見つめる力を身につけ、展覧会の企画や運営に挑戦し、外の世界を意識した作品を制作します。
FOURTH
4年間で培った技術や表現力を駆使して、卒業制作に取り組みます。自分自身の表現やオリジナリティを追求しながら、学生生活最後の作品を完成させます。
作業場にはフォークリフトやクレーンといった機器も。
PICK UP!
ブロンズなどの鋳造が行える可傾炉。
木を扱う授業の様子。このほかにも石や金属などさまざまな素材を扱います。
樹脂をはじめ、さまざまな素材を組み合わせて作品制作を行う「ミクストメディアスタジオ」の様子。