受賞・出版等

テキスタイルコース卒業生の川人 綾さんが、「EXPO 2025 大阪・関西万博」の迎賓館を彩るタペストリーのデザイン・監修者に起用

芸術学部テキスタイルコース卒業生の川人 綾さんが、2025年4月13日(日)より大阪・夢洲で開催される「EXPO 2025 大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)」(主催:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会)において、賓客の接遇施設である迎賓館に飾られるタペストリーのデザイン・監修者に起用されました。
 
川人さんは、2011年に本学芸術学部テキスタイルコースを卒業後、東京藝術大学大学院に進学し2019年に博士後期課程を修了。「制御とズレ」をテーマに、線を何層にも重ねて描く「グリッド・ペインティング」の手法で作品を制作しています。現在は京都を活動拠点にしながら、ジュネーブやパリ、ウィーン、国内各地で展覧会を開催。その作品は、国内外で高く評価されています。
 
今回、川人さんがデザイン・監修を務めた作品は、西陣にルーツを持つ老舗織物メーカー「川島織物セルコン」(京都市左京区)が、会場デザインプロデューサーで本学建築専攻の元客員教員・藤本壮介氏の意向を受けながら制作した大型タペストリーです。2024年6月から制作に取り掛かり、1,800色に染め上げた色糸を使用した縦2メートル、横9メートルの格子模様のタペストリーの監修を務めました。
会場では、川人さんと同じくデザイン・監修者に起用された現代美術家の手塚愛子氏による、17世紀の世界地図や江戸時代の大阪、現代の絵文字など15種類のモチーフがちりばめられた作品も並びます。
 
世界各国からの賓客をお迎えし、歓迎、接遇する迎賓館を彩る大型タペストリーは、「EXPO 2025 大阪・関西万博」閉幕後、川島織物セルコンが所有する川島織物文化館にて一般公開される予定です。1,800種類の色の濃淡、ぜひ間近でご覧ください。

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