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人間環境デザインプログラム教員のウスビ・サコによる「毎日小学生新聞」連載コラム、第15回目が掲載

人間環境デザインプログラム教員で全学研究機構長のウスビ・サコによる、連載コラム記事「サコ先生のなんでやねん」の第15回目が、6月11日(日)に発行された毎日新聞社「毎日小学生新聞」の一面に掲載されました。


連載15回目のタイトルは「多様な学年末」。
サコの故郷・マリを含むアフリカのフランス語圏(フランコフォニー)では、6月下旬に学年の終わりを迎え、その後は2~3か月間の夏休みが始まります。今回は、フランコフォニーで生活する子どもたちの長期休暇の過ごし方を紹介しました。
畑仕事の繁忙期と重なるマリの夏休み。サコは、この期間を「学校とは異なる社会との関わりを深められる」時期だと言い、地域の生産活動に参加すると自然や食糧生産の仕組み、そして課題を知ることができ、「現実的な地球環境問題の勉強」にもなると説明。その他にも休暇中の体験から学ぶ事は多く、教育の場は学校だけではないと身をもって感じたと振り返りました。
サコは、学力とは「学校だけで養われるものではない」と強調し、「家や地域、子どもを取り巻くすべてのモノ、コトが資源になるはずだ」と持論を展開しました。
今回の連載記事の挿絵は、京都精華大学マンガ学部カートゥーンコース4年生のシュ ショウセイさんが担当。フランコフォニーで夏休み直前に行われる、進級・進学するための統一試験での、試験結果の様子が描かれています。
「毎日小学生新聞」は、1936年に創刊した、日本で最も歴史のある小学生向けの日刊紙です。これまでマンガ家の手塚治虫氏や松本零士氏など、著名な作家や文化人が数多く執筆してきました。
 
ウスビ・サコの連載は、毎月第2週の日曜日に掲載される予定です。ぜひ続けてお読みください。

ウスビ・サコ  Oussouby SACKO

人間環境デザインプログラム教員、全学研究機構長、アフリカ・アジア現代文化研究センター長、情報館長  
1966年アフリカ・マリ共和国生まれ。 2001年に京都精華大学人文学部教員に着任。2013年から人文学部学部長を務めたのち、2018年4月から2022年3月まで京都精華大学学長を務める。専門は空間人類学。著書に『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』『ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」』『「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと』など。

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