芸術学部立体造形専攻非常勤講師で現代美術家の西山美なコと、人文学部卒業生で陶芸家の岸 映子さんが、公益財団法人 中信美術奨励基金が主催する「京都美術文化賞」の、第36回 受賞者に選ばれました。おめでとうございます!
この賞は、美術の創作活動を通じて、京都府市民の精神文化向上に多大な功績が認められる作家に贈られるものです。過去の受賞者には、「文化勲章」や「紫綬褒章」の受章、「人間国宝」に認定されるなど、受賞後にめざましい活躍をしている方が多数おられます。
本賞の詳細は、公益財団法人 中信美術奨励基金ウェブサイトをご確認ください。
受賞者(本学関係者)
西山美なコ(芸術学部立体造形専攻 非常勤講師 / 現代美術家)
1991年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。90年代より日本の消費社会の表層にひそむ「カワイイ」や「ピンク」、「装飾」といったテーマに着目し作品を制作。砂糖を使って王冠を作り時間の経過を観察する。2000年代に入り限りなく消え入るような壁画や、光の反射を利用した知覚に関わる作品、シュガーペーストを用いたインスタレーションなどにも取組む。ホスピタルアートにも多数参加。(公益財団法人 中信美術奨励基金ウェブサイトより)
本学芸術学部立体造形専攻には、2005年より教育・研究に従事している。
● 受賞理由
「かわいい」文化の元祖として独自の技法で少女文化の甘美さを表現している
岸 映子(人文学部 卒業生 / 陶芸家)
2001年 京都精華大学人文学部卒業。国際陶芸アカデミー会員。多様な表現が可能な陶芸の魅力に惹かれ、土作りから始まる「彩石象嵌」という独自の技法を確立する。コンクールやマックナイトアーティストインレジデンス(2000年、米・ミネアポリス)を経て、独創的な幾何学形体の作品を生み出す。ハーバード大学、中国清華大学芸術博物館他、海外での講演多数。(公益財団法人 中信美術奨励基金ウェブサイトより)
● 受賞理由
独自の彩石象嵌技法を駆使した作品が国内外で高く評価されている
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