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人間環境デザインプログラム教員のウスビ・サコによる「毎日小学生新聞」連載コラム、第11回目が掲載

人間環境デザインプログラム教員で全学研究機構長のウスビ・サコによる、連載コラム記事「サコ先生のなんでやねん」の第11回目が、2月15日(日)に発行された「毎日小学生新聞」にて掲載されました。
 
連載11回目のタイトルは「制服から考える国民性」。
サコの祖国・マリ共和国では、フランスの植民地から独立したとき、マリ産・綿花を使用する地産地消を目的に、警察官や学生が着る“制服”が取り入れられたことを紹介。それまで職業や能力によって決まった服装はあったものの、「“制服”はなかった」と、サコは幼少期を振り返りました。
しかし最近のマリの人たちの中で、「自分たちは何者なのか」と自問する声も。公式の場で伝統衣装を選ぶ人が増えている等、伝統的な文化や民族性を見直し、自国を再認識しようという考えが広まっていると言います。サコは、「無意識にグローバル化の波に流されるのではなく、自分の意思でこれからの生き方を選んでほしい」と語っています。
今回の本連載記事の挿絵は、京都精華大学マンガ学部カートゥーンコース3年生のシュ ショウセイさんが担当しています。
「毎日小学生新聞」は、1936年に創刊した、日本で最も歴史のある小学生向けの日刊紙です。これまでマンガ家の手塚治虫氏や松本零士氏など、著名な作家や文化人が数多く執筆してきました。
 
ウスビ・サコの連載は、毎月第2週の日曜日に掲載される予定です。ぜひ次回も続けてお読みください。

ウスビ・サコ  Oussouby SACKO

人間環境デザインプログラム教員、全学研究機構長、アフリカ・アジア現代文化研究センター長、情報館長  
1966年アフリカ・マリ共和国生まれ。 2001年に京都精華大学人文学部教員に着任。2013年から人文学部学部長を務めたのち、2018年4月から2022年3月まで京都精華大学学長を務める。専門は空間人類学。著書に『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』『ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」』『「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと』など。

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