マンガ学部カートゥーンコース教員の榊原太朗が「第13回アダチUKIYOE大賞」において大賞を受賞しました。
本賞は、江戸時代に生まれた浮世絵版画の文化継承と、現代の浮世絵を描く才能のあるアーティストを発掘することを目的に開催されているもので、受賞作品は、現代の彫師・摺師によって浮世絵木版画として制作されます。
本賞は、江戸時代に生まれた浮世絵版画の文化継承と、現代の浮世絵を描く才能のあるアーティストを発掘することを目的に開催されているもので、受賞作品は、現代の彫師・摺師によって浮世絵木版画として制作されます。
榊原は、教育活動の傍ら、緻密でユーモラスな一コマ漫画の作品制作をしている作家です。
2021年3月には、春季休暇を利用して個展を開催。実際にある街並みと歴史上の人物のキャラクターを対戦ゲームをイメージして組み合わせて描くなど、見る人を楽しませる作品を多く手掛けています。
作品には、浮世絵の構図やモチーフを現代版にアレンジした表現も取り入れられており、浮世絵への深い造詣も、本賞において高く評価されました。
2021年の個展の様子は、広報グループによるブログ記事(2021年3月公開)でも紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
2021年3月には、春季休暇を利用して個展を開催。実際にある街並みと歴史上の人物のキャラクターを対戦ゲームをイメージして組み合わせて描くなど、見る人を楽しませる作品を多く手掛けています。
作品には、浮世絵の構図やモチーフを現代版にアレンジした表現も取り入れられており、浮世絵への深い造詣も、本賞において高く評価されました。
2021年の個展の様子は、広報グループによるブログ記事(2021年3月公開)でも紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
第13回アダチUKIYOE大賞
● 募集期間:2021年8月7日より2021年12月25日まで
● 審査委員のコメント:
日本美術の古典的画題を現代的な場面へと落とし込む手法で描かれた、機知に富んだ作風がまさに浮世絵らしいと審査員全員一致での大賞選出となりました。一見そうとは見えないながらも、浮世絵への深い造詣が読み取れる構図や、精緻な描き込みも高く評価されました。どこか懐かしい猥雑な街並みや、ユニークなキャラクターたちが大変魅力的に描かれており、木版作品となった際には看板の文字なども良い味になるのではないかと期待しています。
● 「第13回アダチUKIYOE大賞」公式サイト
https://foundation.adachi-hanga.com/information_20220207/
● 「第13回アダチUKIYOE大賞」公式サイト
https://foundation.adachi-hanga.com/information_20220207/
榊原 太郎(マンガ学部カートゥーンコース教員)
1983年静岡県出身。2007年京都精華大学芸術学部マンガ学科カートゥーン専攻卒業。
個展に2017年「Taro Sakakibara Hitokoma Manga Show」(GALLERY TOMO ITALY / MAG・イタリア)、「榊原太朗のカートゥーン絵画展」(あべのハルカス近鉄本店アートギャラリー・大阪)など。グループ展に2020年「地球環境とマンガ」(京都国際マンガミュージアム・京都)、2019年「にわか雨 6rooms」(静岡市清水文化会館マリナート・静岡)など。受賞に2017年「京都府新鋭選抜展2017」読売新聞社賞など。2009年より地元密着アートイベント「オカベトリエンナーレ」(静岡県藤枝市)を三年に一度開催している。
マンガ学部カートゥーンコース
発想力と画力を鍛え、 1枚の絵でメッセージを伝える
1枚の絵で、見る人にメッセージとユーモアを伝えるカートゥーン。高い画力と発想力で、自分の世界観を1枚の絵に表現します。基盤になるのは、1年次の夏休みに動物園で取り組む「500枚クロッキー」。ひたすら描きつづけることで、観察力と描写力を徹底的に鍛えます。また、「風刺画」などの授業を通して、批評的な視点や、時代を切り取って描く力を育成。ユーモアのセンスなどもみがきます。3年次からは「カートゥーン」「絵本」「アート」の3クラスに分かれて、専門分野をより深く学びます。新しいものを生み出す独創性と確かな表現力を培った卒業生たちは、風刺マンガ・絵本・ゲーム・広告・アニメーションなど、さまざまな世界で活躍しています。
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※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。