受賞・出版等

アニメーションコース非常勤講師の矢野ほなみさんが監督を務めたアニメーション作品『エリ』が、「カンヌ国際映画祭2026」の独立部門「監督週間」に選出されました

(『エリ』/ 監督:矢野ほなみ)
マンガ学部アニメーションコース非常勤講師で、同コース卒業生の矢野ほなみさんが監督・脚本を務めたアニメーション作品『エリ』が、フランス監督協会(SRF)が主催する、「カンヌ国際映画祭2026」の独立部門「第58回 監督週間」のラインナップのひとつとして選出されました。おめでとうございます!
 
「監督週間」とは、1964年に創立され、フランス・カンヌで毎年5月に開催される世界最高峰の映画の祭典「カンヌ国際映画祭」と並行して実施される独立部門です。「カンヌ国際映画祭」の正式コンペティション部門とは異なり、フランス監督協会が独自に運営・選出を行うもので、前衛的・実験的で作家性の強い作品を世界中から選出する「新進監督の登竜門」として知られています。
昨年実施された「第57回 監督週間」では、日本から『国宝』(監督:李相日)と『見はらし世代』(監督:団塚唯我)の2本がノミネートされて注目を集めました。58回目となる今回は、5大陸19カ国から長編映画19本、短編・中編映画9本が選出され、日本からは矢野さんが監督を務める『エリ』と門脇康平氏が監督を務める『我々は宇宙人』の、2本のアニメーション作品が選ばれました。
 
『エリ』は、小説『ほかに誰がいる』(著:朝倉かすみ / 幻冬舎文庫)を原作とした約12分の短編アニメーション作品で、「第58回 監督週間」では短編・中編部門にてノミネートされました。子どもを産まなければ生きていけない乳牛の世界を舞台に、同性に恋をする一頭の乳牛の姿を描いた作品です。矢野さんが監督・脚本を務めたほか、矢野さんが監督を務め「第45回オタワ国際アニメーション映画祭」短編部門でグランプリを受賞した短編アニメーション作品『骨嚙み』をプロデュースした山村浩二氏が、本作では監修・プロデューサーとして参加。日本のAu PraxinoscopeとフランスのMIYU Productionsが制作を手掛けた日仏共同製作作品となっています。
 
「監督週間」は、「カンヌ国際映画祭」実施にあわせた5月12日から23日の期間に開催される予定です。また、Webでは『エリ』の予告編を公開しています。ぜひご覧ください。
 
矢野ほなみさんの今後ますますの活躍にぜひご期待ください。

作品情報

こどもを産まなければ生きていけない乳牛の世界で、エリは同じ乳牛に恋をする。
眠れない夜より長いエリのため息は、いつかあのひとに届くのだろうか。

タイトル:アニメーション作品『エリ』(12分8秒)/ 2026
脚本・アニメーション・監督:矢野ほなみ(マンガ学部アニメーションコース 非常勤講師 / 同コース卒業生)
原作:小説『ほかに誰がいる』(朝倉かすみ / 幻冬舎文庫)
:モトーラ 世理奈、南 琴奈
音楽:ジュディス・グルーバー=スティッツァー
サウンドデザイン:滝野ますみ
監修・プロデューサー:山村浩二
エグゼブティブ・プロデューサー: Emmanuel-Alain RAYNAL、Pierre BAUSSARON
製作:MIYU Productions、Au Praxinoscope
制作国:日本、フランス
技法:セル、ペイント
音声言語:日本語
字幕:英語、フランス語
サウンド:5.1ch、ステレオ
画角:シネマスコープ / 2.35:1


キャプション画像の一部

原作ほかに誰がいる(朝倉かすみ / 幻冬舎文庫)
朝倉かすみ
1960年北海道小樽市生まれ。2003年「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞を、04年「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞し作家デビュー。09年『田村はまだか』で第30回吉川英治文学新人賞を受賞。一九年『平場の月』で第32回山本周五郎賞受賞、二五年映画化で話題に。他の著書に、『ほかに誰がいる』『満潮』『にぎやかな落日』『よむよむかたる』など多数。

監督・脚本・アニメーション
矢野 ほなみ
日本の小さな島に生まれる。
『骨嚙み』(2021)が第45回オタワ国際アニメーション映画祭短編部門グランプリ、第25回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞を受賞。
制作活動と並行して、アニメーションにおけるセクシュアリティとジェンダーを研究し、クィア・アニメーションに焦点を当てた上映企画のキュレーションを行っている。

Webサイト:Honami Yano

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp

※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

SHARE