メディア表現学部の3年生有志が主催するトークイベント「京都音楽シーンの変遷〜この町で何が起こったのか? どんな音が鳴ったのか?」を開催します。
本プロジェクトは、メディア表現学部の授業「社会実践実習」の取り組みのひとつとして実施されるもので、コンセプトおよびキャスティングまでを同学部非常勤講師の岸野雄一が担当。イベント作りを学ぶ学生有志らが、登壇者と進行表の調整やフライヤー制作、オンライン配信用の機器の選定や当日の運用等を行います。
このイベントでは、音楽家のバンヒロシ氏、小田晶房氏、石橋正二郎氏をお招きし、エクスペリメンタルやインディーズ、ポップなど、異なる視点から見た(聞いた)京都の音楽シーンの変遷について、8〜90年代の京都で活躍した3名のゲストにお話しをうかがいます。埋もれてしまいがちな地方の音楽シーンの歴史を掘り起こし、日本の音楽文化の面白さを見直すきっかけが見つかるかもしれません。司会は、非常勤講師の岸野が務めます。ぜひご参加ください。
参加方法は、本学キャンパス会場での対面と、オンラインがお選びいただけます。学外の方もご参加いただけるイベントとなっていますので、ご興味がある方はぜひご聴講ください。
トークイベント「京都音楽シーンの変遷〜この町で何が起こったのか? どんな音が鳴ったのか?」
日程:2024年6月15日(土)
時間:18:00~21:00 (開場 17:00)
司会:岸野雄一(本学メディア表現学部 非常勤講師 / スタディスト)
登壇者:石橋正二郎(F.M.N. Sound Factory )
小田晶房(なぎ食堂 / ライター)
バンヒロシ(bambino / ミュージシャン / ライター)
会場:対面
京都精華大学 明窓館4F(〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137)
オンライン(Zoom)
申込:お申し込みは不要ですが、オンライン参加を希望される場合は、事前のご登録が必要です。詳細は予約フォームよりご確認ください。ご登録いただいたメールアドレス宛に、配信URLをお送りします。
料金:無料
主催:京都精華大学メディア表現学部
共催:日本ポピュラー音楽学会
司会
岸野雄一(本学メディア表現学部非常勤講師)
勉強家(スタディスト)・公界往来人 東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 、京都精華大学メディア表現学部・非常勤講師。美学校音楽学科・主任。第19回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門大賞受賞。ヒゲの未亡人、ワッツタワーズ、スペースポンチ、流浪のDJ。
登壇者
バンヒロシ (お座敷ロックンローラー)
1958年生まれ
1977年に京都のインディーズレーベルMIXレコードよりアップルドールズとして「あの娘に投げKISS」でレコードでデビュー
1979年月刊宝島誌にてコラム「京都てなもんや通信」執筆
1982年ダイヤモンドヘッヅレコードより歌謡ロカビリーバンド スマッシュヒッツ「テルミー」で全国デビュー
2000年Bambino「すっ飛びひろし五十三次」でデビュー
2002年小西康陽氏主宰の524レコードより1985年発売された「バンちゃんとロック」を10インチで復刻 。このアルバムに収録されていた「いかすぜ こいつ!」がクラブ ヒットした。
結成24周年を迎えるBambinoでのライブや授業式公開エンターティメントイベント「バンヒロシ大学」テレビ、ラジオ出演等精力的に活動中
2019年9月にコロムビアレコードより発売されたバンヒロシ選曲、監修の昭和歌謡愛に溢れた「ロッキン歌謡大全」2022年「ロッキン歌謡大全2」自身のキャリアを辿ったベストアルバム「ミュージックイズマイライフ」発売中
小田晶房(おだあきのぶ)
1967年京都生まれ、立命館大学日本文学卒。『Sound & Recording Magazine』(リットーミュージック)にて音楽関係の編集/ライティングをスタート。2000年、インディペンデントな音楽カルチャー誌『map』を創刊すると同時に、SAKEROCKや二階堂和美、トクマルシューゴ、長谷川健一らの初期音源をリリースフリーの編集者としては、世界唯一のアウトサイダーミュージックに関する翻訳本『Songs in the key of Z』(map)や『モンドミュージック2001』(アスペクト)の編纂、細野晴臣『HOSONO BOX 1969-2000』や『はっぴいえんどボックス』『春一番1972 box』のブックレット等、多数編集しつつ、音楽誌を中心に原稿執筆を行なう。2019年、拠点を京都は浄土寺ホホホ座内に移して、企画/ライティング/編集/印刷/製本/販売まですべて行なうことを目標とした印刷工房hand saw press Kyotoを開始。現在は、京都市立芸術大学や京都›精華大学の版画科、神戸芸術工科大学、成安大学のデザイン化を対象にした講義等も行ないつつ、京都新聞社の文化系webサイト「THE KYOTO」において、京都の音楽の歴史をアーカイブしていく「音楽の鳴る場所」を執筆。
単著に『渋谷のすみっこでベジ食堂』(駒草出版)『なぎ食堂のベジタブルレシピ』(ぴあ)、『A Young Person's Guide to RISOGRAPH』、『RISOGRAPH Super Tips 25』(map)等、多数。
石橋正二郎(F.M.N. Sound Factory)
79年より京都でpunk/new wave/noiseのライヴを企画。81年より延べ200人以上の国内外free jazz/noise/avant-garde系音楽家の関西公演を主催。
93年よりインディー・レーベルF.M.N.Sound Factoryを始める。大友良英、石橋英子、山本精一等の作品を含め現在まで約60タイトルをリリース。ライヴ企画/主催も並行して継続中。
700回以上続くKBS京都の「大友良英のjamjamラジオ」に準レギュラーとして出演中。
2017年7月より2022年4月までsmash westのホームページで「特殊音楽の世界」を連載。
著作物:共著「音と耳から考える 歴史・身体・テクノロジー」(細川周平編著 アルテスパブリッシング)等。
メディア表現学部
3年次必修授業「社会実践実習」
メディア表現学部では、3年次に社会や企業のニーズに応じた実践的プログラムで能力の向上を図る授業「社会実践実習」を履修します。
企業のプロジェクトメンバーの一員として、商品開発や新規サービスの提案に参加。また、クリエイティブ業界で活躍中の講師によるプロフェッショナルな作品やイベント制作に関わり、社会に発信していくプロセスとその反応を実践的に学びます。計画・実行・振り返りのサイクルを体験し、学内外のさまざまなメンバーと関わることで、コミュニケーション力、マネジメント力、プレゼンテ—ション力を養います。
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京都精華大学 広報グループ
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