マンガ学部新世代マンガコース4年生の授業「自由制作」では、これまでに習得した技術の集大成となる卒業作品の制作に取り組んでいます。それと同時に、2月の卒業制作展に向けて、展覧会の企画や準備を行っています。
その一環として、本学で運営する京都国際マンガミュージアムにて現在開催中の企画展「描くひと 谷口ジロー展」を見学。本展のキュレーションを担当した、本学マンガ学部共通教員の伊藤 遊から、展示方法についてレクチャーを受けました。
伊藤は、本学での学生指導の傍ら、京都国際マンガミュージアムでの企画展を中心に国内外でマンガ展のキュレーションを多数担当。また、「マンガミュージアム研究会」として、ウェブサイト「マンガ展のしくみ」の運営もしています。
伊藤は、本学での学生指導の傍ら、京都国際マンガミュージアムでの企画展を中心に国内外でマンガ展のキュレーションを多数担当。また、「マンガミュージアム研究会」として、ウェブサイト「マンガ展のしくみ」の運営もしています。
学生たちは、伊藤による「描くひと 谷口ジロー展」の案内を聞きながら展覧会を鑑賞。本展は、マンガ家・谷口氏の作風や画風の移り変わりの変遷を辿れるように設計されています。また、谷口氏による細かい描写やトーンの重ね貼りなどを間近でご覧いただけます。
伊藤は、本展での展示方法を例にあげながら、照明、壁の色、展示台の高さや角度、導線をあえて設定した意図など、キュレーションをするにあたっての技法やバリエーションを例にマンガ原画の展示方法を紹介。「マンガの原画展は、読者のスピードではなく、作家のスピード感が大切。普段見ることができない舞台裏を見てもらうことで、制作時間に近いスピード感において鑑賞してもらう展示を心掛けている」と説明していました。
伊藤は、本展での展示方法を例にあげながら、照明、壁の色、展示台の高さや角度、導線をあえて設定した意図など、キュレーションをするにあたっての技法やバリエーションを例にマンガ原画の展示方法を紹介。「マンガの原画展は、読者のスピードではなく、作家のスピード感が大切。普段見ることができない舞台裏を見てもらうことで、制作時間に近いスピード感において鑑賞してもらう展示を心掛けている」と説明していました。
学生たちは展示空間全体の撮影をしたり伊藤の話をメモに取りながら、2023年2月に開催する卒業展覧会を視野に、キュレーター目線で展覧会を鑑賞していました。
本授業の成果があわられる「京都精華大学展2023(卒業・修了発表展)」は、2023年2月15日から2月19日に開催予定です。学生たちはこれから約7か月に渡り、展覧会に向けて作品制作および発表の準備を行っていきます。ぜひお楽しみにお待ちください。
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