人間環境デザインプログラムの教員が主催する公開研究会「第6回 日伯文化環境研究会」が開催されます。
この研究会は、人が環境といかに呼応し相互作用しあうか、そのプロセスに関心を持つ日本とブラジルの研究者の出会いや協力を促進することを目的に創設されたもので、日本とブラジルに関する研究だけでなく、グローバルな視野からアプローチする研究者たちの交流の場をめざし活動しています。
第6回目となる今回のテーマは「持続可能な人間環境:ブラジルの都市と都市周辺の例から考える」。持続可能な人間環境を計画し、創造するプロセスにはどのような課題があるのか。ブラジルの事例を紹介しながら、よりよい暮らしのあり方を考え、そして創造するため、学問分野の横断的な対話を行います。ぜひご参加ください。
● 詳細はこちら「第6回 日伯文化環境研究会」
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第6回 日伯文化環境研究会
会期:2022年7月2日(土)
時間:15:00~17:15
司会:アンドレア・ウルシマ(本学 人間環境デザインプログラム 教員)
挨拶:河井敏明(本学 人間環境デザインプログラム 教員)
講演者:服部圭郎氏(龍谷大学政策学部 教員)
石丸香苗氏(福井県立大学学術教養センター 教員)
コメンテーター:ウスビ・サコ(本学 人間環境デザインプログラム 教員)
村上勇介氏(京都大学東南アジア地域研究研究所 教員)
会場:京都大学 稲盛財団記念館 3階会議室
(京都大学東南アジア地域研究研究所)
(京都大学東南アジア地域研究研究所)
〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町 46
予約:不要(先着順)
プログラム:服部氏 講演「持続可能な都市をつくる:クリチバ市の試み」、石丸氏 講演「ブラジル都市近郊域における小農の農業生産について」、質疑応答、総合討論
主催:京都精華大学 人間環境デザインプログラム
共催:京都大学 東南アジア地域研究研究所、京都大学 アジア環太平洋研究ユニット
講演者
服部圭郎氏(龍谷大学政策学部 教員 / 都市政策・コミュニティーデザイン)
1963年、東京生まれ。東京大学工学部卒業。カリフォルニア大学バークレイ校環境デザイン学部で修士号取得。民間シンクタンク、明治学院大学経済学部、ドルトムント工科大学客員教授を経て、現在、龍谷大学政策学部教授。専門は都市・地域計画、都市デザイン、フィールドスタディ。趣味は街歩き、登山・スキー、ロックバンド、ユーチューバー(日本人英語化計画)。技術士(都市・地方計画)、博士(総合政策)。著書に『ドイツ・縮小時代の都市デザイン』(学芸出版社)、『人間都市クリチバ』(学芸出版社)、『ブラジルの環境都市を創った日本人』(未來社)など。
● 研究内容
都市の豊かさとは何かについて研究しています。また、豊かである都市空間の形、そしてそれを具体化させるための手法について研究しています。特にお金をかけず成果を出す「鍼治療」的手法について高い関心を持っています。 研究のアプローチとしては、 基本的にはフィールドスタディによる事例研究です。 これまで研究対象としてきたのは、 ブラジルのクリチバ市、 ドイツの縮小都市、 アメリカの幾つかの地方都市などです。
石丸香苗氏(福井県立大学学術教養センター 教員 / 森林科学・地域研究(ブラジル))
1972年生まれ。福井県立大学学術教養センター教授。森林防災分野の業務経験ののち、京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科研究員、岡山大学准教授を経て現職。専門は森林科学と地域研究(ブラジル)。趣味は寝る前の数独。著書に『ノーライフ・ノーフォレスト 柳沢雅之・阿部健一編(担当:分担執筆, 範囲9章ママイはとても幸せ)』 (京都大学学術出版会)、 『森林生態学 石井弘明代表編集(担当:分担執筆,範囲:6-1章 森林の多面的機能)』(朝倉書店)、『抵抗の森・創造の森-アマゾン開発と民衆運動 小池洋一・田村梨花編 (担当:共著, 範囲:第6章 土地への闘い—社会的再生手段としての土地なし農民運動)』(現代企画室)など。
● 研究内容
人は自然の資源を利用して生きています。私のブラジルアマゾンでの研究は、森林資源が都市労働市場から排斥された貧困層の人々の暮らし、さらには社会との結びつきや尊厳の回復をどのように支えているかを調べています。ほかにも、西表のマングローブ林の利用や、地方における地域資源としての環境など、人と自然資源の関係について研究を行っています。
お問い合わせ先 CONTACT
京都精華大学 広報グループ
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp
※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。