2017年度「京都の伝統美術工芸」講座

「京都の伝統美術工芸」講座では、京都の伝統美術・工芸に関する研究者や作家、職人、デザイナー等、毎回異なる分野の講師が、各々の専門テーマで講演を行います。この授業は公開講座として、広く市民の方々へ開かれた講座です。

※学外一般の方が、本講座の聴講を希望される場合は、特に申込手続き・聴講料等は不要です。聴講ご希望講座の当日13:00までに会場となる教室(黎明館L-101)まで直接お越しください
※大学コンソーシアム京都の単位互換科目としての受講を希望される方は、年度初めの定められた期日までに大学コンソーシアム京都までお申込みください

日程

2017年4月13日(木) ~ 2018年1月25日(木)
※詳しくは各プログラムをご参照ください

時間

13:00 ~ 14:30

会場

京都精華大学 黎明館1階 L-101 

2017年度 前期日程

日程 講座名 講師
4月13日(木) 伝統技術が支える表具と文化財 岡 岩太郎 氏(株式会社岡墨光堂 代表取締役)
4月20日(木) 京都概論 佐藤敬二(本学教員)
4月27日(木) 西陣織を世界へ 細尾真生 氏(株式会社細尾 代表取締役社長)
5月11日(木) 茶の湯釜の制作と鑑賞 大西清右衛門 氏
(千家十職釜師 十六代・大西清右衛門美術館館長)
5月18日(木) 世界の中の漆工芸 過去~現在~未来 岡田紫峰 氏(漆芸工房・漆芸修復所 紫雲 主宰)
5月25日(木) 伝統とは何か-竹久夢二、「工芸」のハイブリディズム(異種交配性) 岩城見一 氏
(京都大学名誉教授・元京都国立近代美術館館長)
6月1日(木) 茶筒を世界の日常に 八木隆裕 氏(株式会社開化堂 取締役)
6月8日(木) 「藍の青」工芸からアートへ 福本潮子 氏(藍染色作家)
6月15日(木) 京人形・作り伝えること 面屋庄甫 氏(京人形司)
6月22日(木) 都と香り 畑 正高 氏(香老舗松榮堂主人)
6月29日(木) 祗園祭と渡来染織品について 吉田孝次郎 氏(祗園祭山鉾連合会 顧問)
7月6日(木) 京菓子いろいろ 山口富藏 氏(株式会社末富 取締役社長)
7月13日(木) 日本の文化を世界へ伝える スティーブ・バイメル 氏(エスプリトラベル 創業者)
7月20日(木) 現代に生きるふろしき 山田悦子 氏
(ふろしき製造卸 山田繊維株式会社 取締役 広報部 アートディレクター)
7月27日(木) 伝統産業とイノベーション ~伝統産業の展開と可能性~ 米原有二(本学教員)
 

2017年度 後期日程

日程 講座名 講師
10月5日(木) 京都の伝統美術工芸2 講座ガイダンス~これからの伝統工芸 佐藤敬二・河村源三・上野真知子・米原有二
(本学教員)
10月12日(木) 和のデザインと継承~京の友禅文様 今井淳裕 氏
(株式会社千總 製作本部課長 商品開発プロデューサー)
10月19日(木) 友禅染~技術と造形的試行 森口邦彦 氏
(染色家 重要無形文化財「友禅」保持者)
10月26日(木) 和紙について~製紙現場から 林 伸次 氏
(黒谷和紙協同組合 紙漉職人)
11月9日(木) 伝統文化再生の産業化にむけて 澤野道玄 氏
(株式会社さわの道玄 代表取締役社長)
11月16日(木) 京商家 杉本家に伝わる仏教信仰と工芸~荘厳と精進膳漆器 杉本節子 氏
(料理研究家・公益財団法人奈良屋記念杉本家保存会常務理事兼事務局長)
11月23日(木) 「木桶」から見るアート・クラフト・デザインの関係 中川周士 氏(中川木工芸 比良工房 主宰)
11月30日(木) 輝けるきもの美 田畑喜八 氏
(社団法人日本染織作家協会理事長、日本伝統工芸士会会長)
12月7日(木) ギャラリートーク、2017年度『京都の伝統産業実習ガイダンス』
(履修希望の本学学生は出席のこと)
佐藤敬二・河村源三・上野真知子・米原有二
(本学教員)
12月14日(木) 金箔の姿~西陣の金箔屋の仕事 野口 康 氏(箔屋野口 四代目当主)
12月21日(木) 仏像に聴く 江里康慧 氏(平安仏所 仏師)
12月28日(木) 空間と生け花 笹岡隆甫 氏(未生流笹岡家元)
1月11日(木) 日本の伝統色と京都の風土 吉岡幸雄 氏(天然染料染織史家)
1月18日(木) 京唐紙について 千田誠次 氏(株式会社唐長 十二代目当主)
1月25日(木) これからの伝統工芸とデザイン 金谷 勉 氏
(有限会社セメントプロデュースデザイン代表取締役・プロデューサー)
2年次または3年次にこの講座を履修した芸術学部・デザイン学部・マンガ学部の学生は、3年次または4年次に学外で実践的な勉強をする「京都の伝統産業実習」を履修することができます。
 
長い歴史につちかわれた京都の伝統工芸を、伝統と革新が激しく交差する企業の現場で学びます。歴史的に蓄積された文化とその環境に直接触れる体験を通じて、伝統工芸や各産業への興味と理解を深めるとともに、この分野での創造的発展に貢献できる人材の育成を目指します。

問い合わせ先

京都精華大学 教務チーム

Tel:075-702-5119