マンガは芸術か、どっちが上なのか、いや「上」って何なの、いやいや二つを並べて何が見えるの、そもそも「マンガ」と「芸術」の定義って…と、考え出すときりのない問いに、あなたはどう向き合いますか。
そこで、マンガ家として幅広い表現活動に取り組む、こうの史代さんとしりあがり寿さんをゲストに招き、本学マンガ学部教員の吉村和真が二人に問いかける形で、このテーマを掘り下げます。
「学問・芸術によって、人類社会に尽くそうとする自立した人間の形成」を使命に持つ、京都精華大学の明日を展望するために。この鼎談、どうよ。
(講演会トップページ見出し画像:しりあがり寿)
(講演会トップページ見出し画像:しりあがり寿)
(画像:こうの史代『自由の学び舎』2021(京都精華大学のキャンパスを舞台にした描き下ろし))
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日程
2023年10月26日(木)
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時間
16:20~17:50
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会場
対面(京都精華大学 明窓館) / オンライン -
出演・出展者
こうの史代(マンガ家)
しりあがり寿(マンガ家)
吉村和真(本学 マンガ学部教員) -
予約
要
本講演会の様子を公開しています。ぜひお読みください。
2023年、開学55周年を迎えると同時にマンガ教育をスタートして50周年を迎えた京都精華大学。その節目を記念して、マンガ界の第一線で活躍しながらアートの領域でも表現に挑戦されているこうの史代さん、しりあがり寿さんをゲストに招き、マンガと芸術の関係やその違い、これからの可能性についてなど、広く、深く、語り合いました。
講師プロフィール
こうの史代(マンガ家)
1968年広島市生まれ。1995年「街角花だより」でデビュー。2004年発表の『夕凪の街 桜の国』でメディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞新生賞を受賞。07~09年発表の『この世界の片隅に』でメディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。12~13年発表の『ぼおるぺん古事記』(1~3巻)で古事記出版大賞稗田阿礼賞を受賞。他の著作に、『ぴっびら帳(ノート)』、『さんさん録』、『平凡倶楽部』『日の鳥』『ギガタウン』など多数。
しりあがり寿(マンガ家)
1958年静岡市生まれ。1985年『エレキな春』でマンガ単行本デビュー。独自の作風で注目される。幅広いジャンルの著作多数。2011年『あの日からのマンガ』でメディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。近年は美術の領域にも制作の幅を広げ、2018年「ちょっと可笑しなほぼ三十六景しりあがり寿北斎と戯れる」展、(すみだ北斎美術館/2022年に小学館より作品集を出版)、2020年「古典×現代2020時空を超える日本のアート」(国立新美術館)などの展覧会にも出展している。
作品(京都国際マンガミュージアム「マンガ・パンデミックWeb展2022」のための「お手本」)
吉村和真(本学マンガ学部共通教育 教員)
立命館大学大学院博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員を経て現職。専門は思想史・マンガ研究。主な著作に『「はだしのゲン」がいた風景—マンガ・戦争・記憶』(2006年)、『差別と向き合うマンガたち』(07年)、『マンガの教科書—マンガの歴史がわかる60話』(08年)、『障害のある人たちに向けたLLマンガへの招待—はたして「マンガはわかりやすい」のか』(18年)、『ブックガイドシリーズ 基本の30冊 マンガ・スタディーズ』(20年)、『マンガノミカタ—創作者と研究者による新たなアプローチ』(21年)など多数。2001年の日本マンガ学会設立、2006年の京都国際マンガミュージアム開館を担当するなど、マンガ研究のための環境整備に取り組む。近年は、高知県、横手市、北栄町、熊本県といった自治体のアドバイザーや各種委員、鳥取県、淡路市らが主催するマンガコンテストの審査員など、これまで蓄積してきた研究成果の社会還元を進めている。
講師らによる書籍
2023年【後期】ゲスト一覧
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