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立体造形専攻卒業生のヤマモトナツキさんが参加するグループ展「管派/穴派」が、本学キャンパスのギャラリーTerra-Sで開催

芸術学部立体造形専攻卒業生のヤマモトナツキさんが参加するグループ展「管派/穴派」が、本学キャンパスのギャラリーTerra-Sで開催されます。お近くにお越しの際はぜひご覧ください。


展覧会ステートメント

「管/穴」は小説『不思議の国のアリス』や映画『ムカデ人間』など、ジャンルを超えて多くの表現の中で登場してきました。本展示も広義の管/穴を扱いながら制作を行う作家の展覧会です。 岡﨑未樹による葬いのための穴をテーマにした映像作品、兒玉真太郎の炭鉱の坑道と石炭層をモチーフにしたインスタレーション、佐々木大空の筒状の音響作品、ヤマモトナツキの内臓肉(=管)をモチーフにしたインスタレーションなどを中心に、4名の活動を展示します。管/穴は、空洞という言葉が示すような「空」の部分に着目され、「ないけれどあるもの」として扱われることがあります。別世界への入口である穴や、地下世界でどこまでも続いていく管のイメージなども、認識できないものとしての管/穴であると言えるでしょう。一方で、私たちの取り組みは「あるけれど捉えがたいもの」へのアプローチであると考えます。本展には、自分で掘った穴だったり、産業で利用される穴だったり、構造としての管であったり、一見すると把握できそうな管/穴が登場します。しかしそれらは、家族の死や、遠方で生きる人物との距離感、自己と他者の関係性、身体の制御不能さといった、「掴みきれないもの」に対して制作を通して接近しようとした様子が表れています。本展示は私たちにとって通過地点のような存在でもあり、展覧会後も管派/穴派の各々は制作やリサーチを続けていきます。

  • 日程

    2025年2月25日(火)〜3月7日(金)
    休場日 3月2日(日)

  • 時間

    11:00〜18:00

  • 会場

    〒600-8411 京都市左京区岩倉木野町137 京都精華大学 明窓館3階
  • 出演・出展者

    ヤマモトナツキ(芸術学部立体造形専攻 卒業)
    岡﨑未樹、兒玉真太郎、佐々木大空

  • 予約

    不要

  • 料金

    無料

関連イベント

アーティストトーク
「管/穴の中サミット KYOTO 2025」

開催日程:2025年2月25日(火)
開催時間:13:00~ (1時間程度)
開催会場:展示会場内イベントブース
 
公開ラジオ収録
ヤマモトナツキ「もぐらジオ」
開催日程:不定期開催(Instagram: @kudaha_anahaで告知)
開催会場:展示会場内イベントブース

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp

※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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