在学生・卒業生

版画コース卒業生 南川憲二さんが所属する現代アートチーム目[mé]が、ディレクションを手掛ける「さいたま国際芸術祭2023」が開催

芸術学部版画コース卒業生 南川憲二さんが所属する現代アートチーム目[mé]が、ディレクションを手掛ける「さいたま国際芸術祭2023」が、さいたま市内各所で開催されます。
 
本芸術祭は、さいたま市を舞台に文化芸術を生かした地域の活性化、都市の魅力向上を目指し、文化芸術都市を創造するため、3年に一度開催される芸術祭典です。今回のテーマは「わたしたち / We」。気候変動、社会格差、分断など、さまざまな問題を抱える世界をあらたな目線でもう一度「みる」ことにつながる芸術祭を目指し開催されます。

目[mé]がディレクションするメイン会場「旧市民会館おおみや」には、国内外から多様なアーティストが参加。大ホールで音楽ライブやパフォーミング・アーツの公演、映画の上映など多様な演目を開催するほか、公演のない日にも準備やリハーサルを公開。各展示室には写真や彫刻、インスタレーションが展示され、独自の世界観をもつアーティストたちが様々な作品を展開します。ぜひ会場でご覧ください。



芸術祭ステートメント


芸術祭テーマ 「わたしたち」
あなたにとって「わたしたち」とは、誰を指すだろう。
日本を代表する「生活都市」さいたま。人々が日本の中心地へ向かい、そして戻ってくる場所。中心へ、あるいは発展の一途へと脈々と続けられる人間の行動を、とても間近に、そしてそっと側から眺める都市。確たる「主体」というような、積極的な視点からは少しだけ身を引いた、漠然とした感性のあわいが留まる地。この地域には語りきれないほど多種多様の魅力がある。しかし、それをこうだと決定づけようとした瞬間、何かふっと大切なものが失われてしまう、そんな感覚を伴うことがある。いつの間にか加担してしまうこの現実世界から少し距離を取るために、私が尚も「わたし」であり続けるために、決して誰かに明確に語られることなく、とても密やかに日常に繰り広げられる、人間の「無自覚」への微かな抵抗。
この客体的な空間さいたまから、芸術祭を、そして都市を、更にはこの世界を、もう一度「みる」。気候変動、社会格差、分断、戦争。現代社会を取り巻く、もはや私たち自身の加害性を抜きに語ることのできない様々な問題。この時代を生きる私たちは、一体どのように「わたし」の延長線上に、この世界を捉えることができるだろう。あらためて、私たちが「わたしたち」をみる。そんな機会を、このさいたまの地から届けたい。
 
さいたま国際芸術祭 2023 ディレクター
現代アートチーム 目[mé]

  • 日程

    2023年10月7日(土)〜12月10日(日)
    メイン会場休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日休館)

  • 時間

    メイン会場開館時間
    [日・火〜木]10:00〜18:00
    [金・土]10:00〜20:00

  • 会場

    旧市民会館おおみや(メイン会場)
    〒330-0844 埼玉県さいたま市大宮区下町3-47-8
    ほか、市内の文化施設やまちなか各所
  • 出演・出展者

    ディレクター:現代アートチーム 目[mé]
    南川憲二(ディレクター/芸術学部版画コース 卒業)、荒神明香(アーティスト)、増井宏文(インストーラー)
    ほか、参加アーティスト多数

  • 予約

    不要

  • 料金

    [1DAYチケット]:一般 2000円、さいたま市民 1500円[フリーパス]:一般 5000円、さいたま市民 3500円 ※高校生以下は無料

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
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Fax:075-702-5352
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※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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