芸術学部洋画専攻 非常勤講師の安喜万佐子による個展「光の行進 −うつされた時・うつされない像」が開催されます。
安喜は、1995年に本学大学院美術研究科修士課程を修了。その後も、国内外で個展開催や展覧会へ出展、文化庁新進芸術家海外派遣事業ではスミス大学に滞在研究員として派遣されるなど、国際的に制作活動をしているアーティストです。現地取材に重きを置き、天然鉱物や金銀箔等、東洋西洋の伝統的な絵画技法を駆使して大判の絵画を描き続けています。
本展覧会では、大作の絵画をはじめ、写真と映像を組み合わせた作品など約10点が展示されます。また、滋賀県大津市の2kw galleryにおいても安喜による個展が同時開催されます。併せてぜひご覧ください。
本展覧会では、大作の絵画をはじめ、写真と映像を組み合わせた作品など約10点が展示されます。また、滋賀県大津市の2kw galleryにおいても安喜による個展が同時開催されます。併せてぜひご覧ください。
展覧会ステートメント
実在する場所を独自の取材方法と手法で描いてきた安喜万佐子。本展「光の行進 −うつされた時・うつされない像」では、ひとつの街を多角的に浮かび上げる。絵画、写真、映像を組み合わせることで、時間の痕跡、個人と集団の記憶、見えるものと見えないものが、揺蕩いながら迫ってくる。
展示は、紙の上から木炭で地面をこすることで写された像(フロッタージュ)と、同じ地面を撮影した写真から始まる。地面をこする過程で浮かび上がる様々な像は、街の風景とそこに生きた人々の姿が重ね合わされ、ひとつの壮大な絵画となる。そこには、今は亡き人々が撮影した風景写真や、過去の地元新聞に写った人々の姿も取り込まれている。
更に、マクロレンズで絵画の肌理を撮影した作品、絵画に映像をマッピングした作品、描くことを主題とした映像作品などが響き合い、絵画をめぐる重層的な旅の扉を開いて行く。映像・写真は、映像作家の前田真二郎が監修。
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日程
2023年5月2日(火)〜5月13日(土)
休廊日 月曜日 -
時間
12:00〜18:00
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会場
galerie16〒605-0021 京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3F -
出演・出展者
安喜万佐子(美術研究科修士課程 修了 / 芸術学部洋画専攻 非常勤講師)
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予約
不要
お問い合わせ先 CONTACT
京都精華大学 広報グループ
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp
※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。