三原 尚子 MIHARA Naoko

専門分野

日本近世文学 / 俳諧

所属
  • 国際文化学部 人文学科 文学専攻

経歴・業績

香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了、関西大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)。著書に、『京都大学蔵潁原文庫選集第五巻 誹諧Ⅲ・狂歌Ⅱ』(共著、臨川書店、2017年)、『日本人と中国故事—変奏する知の世界』(共著、勉誠出版、2018年)、『近世俳諧の玉手箱 下』(共著、臨川書店、2022年)、『いずみブックレット9 明石八景 風景の詩学』(共著、和泉書院、2023年)など、論文に「芭蕉蔵伝承試論—中坊家と芭蕉—」(『国文学』102号、2018年)、「桜井松平家と古池跡—古池はいかにして「現れた」か—」(『国文学』103号、2019年)などがある。

メッセージ

私の専門分野は近世の俳諧です。「近世」も「俳諧」も、あまりなじみのない言葉だと思います。「近世」は江戸時代、「俳諧」は、発句(俳句のことを、当時はこう呼んでいました)や連句、俳画や俳文など、様々なジャンルをひっくるめた分野です。さらになじみのない言葉だらけになりましたが、一言で言えば、江戸時代の人々がどのような生活をして、どのような感情を抱いていたか、そして何を表現しようとしていたかということを、様々な作品を通じて解明するのが私の研究目標です。意外なところが今と同じで、意外なところが今と違う、そんな江戸時代の文学の面白さに、是非触れてみてください。

作品・著書・研究活動など