金谷 勉 KANAYA Tsutomu

専門分野

商品開発・デザインプロデュース

所属
  • デザイン学部 客員教員
  • デザイン学部 プロダクトデザイン学科 客員教員

経歴・業績

1971年大阪府生まれ。京都精華大学人文学部を卒業。
大学卒業後、企画制作会社に入社。広告制作会社勤務を経て、1999年にデザイン会社
「セメントプロデュースデザイン」を大阪にて設立。
大阪、京都、東京を拠点に企業のグラフィックデザインやプロモーション、商品開発のプロデュースに携わる。
2011年から全国各地の町工場や職人との協業プロジェクト「みんなの地域産業協業活動」を始め、500を超える工場や職人たちとの情報連携を進めている。
職人達の技術を学び、伝える場「コトモノミチat TOKYO」を東京墨田区に、大阪本社に「コトモノミチat パークサイドストア」を自社店舗展開。
 経営不振にあえぐ町工場や工房の立て直しに取り組む活動は、テレビ番組『カンブリア宮殿』や『ガイアの夜明け』(テレビ東京系列)で取り上げられた。
各地の自治体や金融機関での商品開発講座を行い、年間200日は地方を巡る。
京都精華大学や金沢美術工芸大学でも講師を務め、2018年京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員に就任。2021年より京都精華大学客員教授に就任。2019年1月(地独)京都市産業技術研究所 アドバイザーとして就任。 
自著に『小さな企業が生き残る』(日経BP)。

メッセージ

デザインとは、カタチを作ることだけではありません。
新しい価値を伝えるコミュニケーションや、職人さんが気持ちよくモノづくりをできる環境など、モノに関わる全ての人の関係性を生み出していくことでもあります。
 
これまで日本を支えてきた中小企業の職人技術は国際競争や後継者問題などから、大変厳しい環境に追い込まれています。
下請けだった町工場と新たなものづくりを通じて、工場の職人さんの景色が変わり意識も変わっていく。そういう現場に出会う度にデザインには人を変える、人を救う力だってあるのだと感じています。
京都精華大学のOBでもある僕としては、これから世の中で強く活躍してくれる人材を育てていきたいと思っています。

作品・著書・研究活動など