京都精華大学(所在地:京都市左京区、学長:ウスビ・サコ)ではこのたび、公開トークイベント「アセンブリーアワー講演会」に、映画監督の今泉力哉氏を迎え、「何も伝えたいことなんてないけど何かをつくりたい人たちへ」と題した講演会を行います。
【京都精華大学 アセンブリアワー講演会】 何も伝えたいことなんてないけど何かをつくりたい人たちへ
このたび京都精華大学では、映画「愛がなんだ」で大きな注目を集め、今後も「mellow」、「his」、「街の上で」など話題作が公開を控える映画監督 今泉力哉氏をお招きし、公開講演会を開催します。人の感情の機微を繊細に描きだす今泉監督が、映画づくりへの思いや、ものづくりへの向き合い方をお話しします。
映画・映像制作に興味のある方はもちろん、「何かをつくりたい」思いをもっている全ての方に聞いて頂きたい講演会です。
皆様のお越しをお待ちしています。
今泉監督からのメッセージ:
私は今、映画監督をしています。しかし、なぜ映画をつくっているのか、と問われると答えに困ります。映画は芸術であり商品であり娯楽でもあります。映画に限らず、ある種の創作物を生み出す人は「何かその作品を生み出すことで世の中をよくしたい」とか「誰かを救いたい」などと考えているべきかもしれません。でも私はこの世に伝えたいことも特にありません。でも映画をつくっています。そのあたりを軸に「してはいけないことなどない」という話をできたらなと思います。
講 師:今泉 力哉
開催日時:2019年12月5日(木)16:20~17:50
会 場:京都精華大学 友愛館アゴラ
入場無料・申込不要・先着順
講師プロフィール:いまいずみ・りきや●1981年福島県生まれ。コンビニや映画館など10種類以上のアルバイトを経て、俳優や監督の養成学校の事務員として正社員に。その傍らで自主映画をつくり続け、2010年「たまの映画」で商業監督デビュー。その後、会社をやめフリーに。1年に1本ペースで長編映画を監督、公開する。2013年「こっぴどい猫」でトランシルヴァニア国際映画祭最優秀監督賞受賞。「サッドティー」(14)、「知らない、ふたり」(16)、「退屈な日々にさようならを」(17)が東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に選出。2018年、同映画祭コンペティション部門に初選出された「愛がなんだ」が2019年記録的なヒット作となる。最新作「アイネクライネナハトムジーク」(19)が公開中。公開待機作に「mellow」、「his」、「街の上で」(ともに20年公開予定)がある。
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