京都精華大学(京都市左京区、学長:ウスビ・サコ)は、ライター・武田砂鉄氏を講師にお迎えした講演会を2018年12月8日(土)に開催します。
ダイバーシティ推進センター主催講演会 「その人がその人として居られる社会と表現」
「みんなが言っているからそうする」、その判断が作る空気によって、個人の意見が弾かれてしまうのは実に不健全。誰かが決めてくれるのを待ち構えているのはラクだけど、それを続けていると、やがて身動きがとりにくくなってしまう。「その人がその人として意見を持つ」とはどういうことなのか。日本社会が抱えている諸問題、報じるメディアの姿勢、どこまでも過剰になるコミュニケーションを分析しつつ、個人が個人の言葉を伝えるために、そして表現を投げかけるために何が必要か、考えます。
講演日時:2018年12月8日(土)14:00~16:00
※14:00~学長ウスビ・サコによる挨拶 14:30~講演
会場:京都精華大学 友愛館Agora(アゴラホール)
※定員300名 申込不要、入場無料
講師:武田 砂鉄(ライター)
講師プロフィール:
1982年生まれ。東京都出身。大学卒業後、出版社で主に時事問題・ノンフィクション本の編集に携わり、2014年からフリー。『紋切型社会——言葉で固まる現代を解きほぐす 』で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。「cakes」「文學界」「VERY」「SPUR」「暮しの手帖」など多数の連載を持ち、他の著書に『芸能人寛容論』、『せいのめざめ』(益田ミリ氏との共著)、『日本の気配』などがある。
◆ダイバーシティ推進センターについて
京都精華大学は、ダイバーシティという言葉がまだ日本社会に浸透していなかった1968年の設立時から、様々な差異を持つ全ての大学構成員が尊重され人格的に平等であることを、教育の基本として歩んできました。ダイバーシティ推進センターは2017年に設立。2018年は「違いとともに成長する」という考えをコンセプトに掲げ、ダイバーシティを「多様なバックグラウンドや属性を持つ人々が違いを受容し合い、対等に機会が開かれること」と定義し、学内環境のみでなくより良い社会の構築に貢献していきます。
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