京都精華大学が開学した1968年から50年間開催している公開トークイベント「アセンブリーアワー講演会」に、本学人文学部教員で今年4月に『国体論 — 菊と星条旗』を刊行した白井聡が登壇します。
明治維新から150年となる今年。近代日本史への関心が高まるなかで、4年後の2022年には維新から敗戦まで(1945年)と、敗戦から現在までの時間量がともに77年となります。講演では日本の近代化に大きな影響を与えた天皇制の問題に着目し、前掲書にも基づきながら、「国体の形成・発展・崩壊」が二度繰り返される過程として近現代日本史をとらえることを試みます。
講師:白井 聡(本学教員、政治学・社会思想研究者)
日時:2018年11月22日(木)14:40~16:10
会場:京都精華大学 友愛館アゴラ
入場無料・申込不要・先着順
講師プロフィール:
東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。主にロシア革命の指導者であるレーニンの政治思想をテーマとした研究を手掛けてきたが、3.11を基点に日本現代史を論じた『永続敗戦論——戦後日本の核心』(太田出版)により、第4回いける本大賞、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞を受賞。著書に『未完のレーニン』(講談社、2007年)、『「物質」の蜂起をめざして』(作品社、10年)、『「戦後」の墓碑銘』(金曜日、15年)。最新作に『国体論 菊と星条旗』(集英社、18年)。
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