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バレンシアガ100周年記念展覧会に在学生が出展

世界的なファッションデザイナー、クリストバル・バレンシアガのアトリエ開設100周年を記念した展覧会への出展作品として、ポピュラーカルチャー学部ファッションコースの学生が選ばれました。同デザイナーの功績を称える美術館「バレンシアガ・ミュージアム」とロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインのファッションコースによるプロジェクトの一環で、世界のファッションを学ぶ学生が作品を提出。その中から、評価基準に基づき選ばれた上位30体のみが展覧会に出展されます。
 
選ばれたのは、4年生の大塚麻衣さんと川口福太さん。プロジェクトの担当は小北光浩教員です。今回の審査では、ブランドの「シルエット」をよく理解し、自分自身のデザインができているかどうかが大きなポイントとなりました。
大塚さんの作品
大塚さんの作品。心地いいリズムのバランスを重視。
川口さんの作品
川口さんの作品。シルエットの特徴と日本の「道着」を組み合わせた。
展覧会の様子
5月に行われたスペインのバレンシアガミュージアムでの展覧会の様子。教員引率のもと、実際に観に行ってきました。
大塚さんと作品
大塚さんのコメント:「このプロジェクトに参加したことは、デザイナーに対するリスペクトでもあり、自分への挑戦でもありました。自分を見つめ直し、バレンシアガが生み出したデザインと自分のデザインをどう融合するか、その歴史や精神の中でどれだけ自分を楽しませることができるかを常に考えていました。今回は自分なりの戦い方ができてよかったと思います。‬」
川口さんと作品
川口さんのコメント:「クリストバル・バレンシアガの構築的なデザイン、身体へのフィット感、ボリューム感、空気感を表現するための工夫にインスパイアされ制作することを通し、身体と生地との距離や構築的に生み出すボリュームの美しさを学びました。これからの制作に生かせるような、経験が出来たと思います。」
 
また、同時期にビルバオ市で開催されたファッションコンテスト「BIAAF(Bilbao International Art & Fashion)」最終選考作品の展覧会も開催されており、選考を通過した2年生の中森涼帆さんも同行しました。惜しくも大賞は逃しましたが、海外の名だたるファッション系専攻を擁する大学も参加したコンテストで、1,673点からファイナリストに選ばれた経験は、これからの制作活動に大きな自信を与えるものになったことと思います。
BIAAF(Bilbao International Art & Fashion)最終選考作品展覧会
中森涼帆さん
ファッションコースでは、普段の授業のほかに、このような海外へ飛び出すプロジェクトも実施しています。世界まで届く幅広い想像力と、身近なところから具体的に考え、実践する力をあわせもつ、「人と社会に求められるファッション」を生み出せる人を育てることを目標としています。
 
コースの学びについて深く知りたい方は、ぜひ、9月30日のオープンキャンパスへお越しください。体験プログラムのほか、教員への個別相談や施設見学も行っています。

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