受賞・出版等

人文学研究科修了生の智本光隆さんによる著書『北畠顕家の旗 -蘭陵王太平記-』が出版

(『北畠顕家の旗 -蘭陵王太平記-』/ 郁朋社)
大学院人文学研究科人文学専攻の修了生で、小説家の智本光隆さんによる著書『北畠顕家の旗 -蘭陵王太平記-』が、郁朋社より2026年6月24日に出版されます。
 
智本さんは、2001年に本学人文学部人文学科を卒業し、2003年に大学院人文学研究科を修了。南北朝時代を舞台にした『風花』で「第14回 歴史群像大賞」(2008年)優秀賞を受賞し、『関ヶ原群雄伝』(2010年/歴史群像新書)を出版して小説家としてデビューしました。戦国時代を舞台とした架空戦記小説の分野を中心に、精力的に執筆を続けている歴史作家です。
足利尊氏が恐れ、新田義貞が信じた、後醍醐帝の守護神。本書では、「蘭陵王」と称えられた公家の若者・北畠顕家の、南北朝動乱を武士とともに戦い、王道楽土の国をめざして生きた波乱の生涯が描かれています。ぜひお手に取ってお読みください。

 
著者からのコメント
皆様は南北朝時代はお好きですか?
近年は漫画などで脚光を浴びていますが、どちらかといえばマイナーな印象の時代です。天皇家がふたつに分かれたこの時代は、魅力的な人物がダイナミックに躍動し、日本史上最大のターニングポイントでもあります。
そんな時代を颯爽と生きたのが北畠顕家です。京都に生まれ、学才豊かで、舞の名手でもある雅な若者。少々妬ましいような花の貴公子が、後醍醐天皇の命令で陸奥国(東北地方)に赴き、武士や民と触れあいながら成長して行くのが『北畠顕家の旗—蘭陵王太平記—』です。やがて顕家は宿命の戦いに身を投じることになります。
実は描き上げたのは10年くらい前でして。当時、ある出版社に持ち込んだところ、「マイナー過ぎて。あと2、3回南北朝時代が大河ドラマになってからな」と言われたこともあったような。その後は第23回松本清張賞で3次選考まで進むことが出来ました。長い道のりを経た思い出深い作品が、ようやく皆様にお読みいただけることになった次第です。
もうひとつ。この話のプロトタイプを執筆中はまだ京都に住んでおりました。鴨川の三条河原あたりや亀岡の篠村八幡宮「で、こっちから敵軍が」「顕家がこっちから来て、足利尊氏があっちに」とかやっていたのも良き思い出です。周りの人にはどう見えていたのやら。
皆様も是非、本作を手に鴨川縁に立っていただければ。都の地で躍動する顕家や群雄たちの息づかいを感じてもらえたなら嬉しい限りです。

著書情報

書籍名:『北畠顕家の旗 -蘭陵王太平記-』
著者:智本光隆(人文学部人文学科 卒業 / 大学院人文学研究科人文学専攻 修了)
出版社郁朋社
発売日:2026年6月24日

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