受賞・出版等

イラストコース卒業生の鹿島孝一郎さんが原作・絵を務めたスペイン語の絵本『Tea y Camaleón son hermanos』の、日本語翻訳版『ティーとカメレオン ふたりはいつだって一緒』が出版

(原作・絵:鹿島孝一郎、文:マリア・ホセ・フェラーダ、翻訳:星野由美 / 実業之日本社)
デザイン学部イラストコース卒業生の鹿島孝一郎さんが原作と絵を務めた、スペイン語から日本語翻訳された絵本『ティーとカメレオン ふたりはいつだって一緒』が、実業之日本社より2025年10月23日に出版されました。
 
鹿島さんは、本学在学中から“少し贅沢で不思議な世界”を透明水彩の落ち着いた色彩で精密に描いた作品の制作を続けており、イラストレーションのほか、絵本やアニメーション作品、キャラクターの模型制作など、さまざまな形で独自の世界を表現している画家・イラストレーターです。本学を2018年に卒業した後も、企業へのイラスト提供や国内外で展覧会を開催するなど、精力的に活動をしています。

今回出版された絵本の原書となる『Tea y Camaleón son hermanos』は、2017年に開催された世界最大の児童書の見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」(イタリア)での、鹿島さんと出版社 A buen paso(スペイン)の編集者との出会いから生まれた作品です。1年の期間をかけて丁寧に制作され、2019年にスペインで刊行されました。
カメレオンの着ぐるみを着た女の子「ティー」と弟の「カメレオン」が織り成す、ちょっと不思議でとびきり優しいストーリーは、鹿島さんが本学の卒業制作作品として制作した模型から展開された物語です。絵本の原作と絵を鹿島さんが、文はチリの詩人であるマリア・ホセ・フェラーダ氏が担当し、国際的なコラボレーションも話題となりました。日本翻訳版の翻訳は星野由美氏が務めています。
 
本作は、鹿島さんにとって、日本語での絵本デビュー作となります。小さなお子さまにはもちろん、大人の心にも優しく寄り添ってくれる内容となっていますので、ぜひご家族でお読みください。
 
 

出版情報

書籍名:絵本『ティーとカメレオン ふたりはいつだって一緒』(日本語翻訳版)
原作・絵:鹿島孝一郎(デザイン学部イラストコース 卒業)
:マリア・ホセ・フェラーダ
翻訳:星野由美
出版日:2025年10月23日
出版社:実業之日本社

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