「京都精華大学展2025 -卒業・修了発表展- 」における「学長賞」「理事長賞」の受賞者が2025年2月13日(木)に、「学長奨励賞」が2025年2月15日(土)に発表されました。
また、本日2025年2月16日(日)には「木野会賞」が発表されました。
学長賞、理事長賞は、各学部から1名ずつ選出される賞で、芸術学部、マンガ学部、国際文化学部から学長が選出、デザイン学部、メディア表現学部、大学院から理事長が選出します。
木野会賞は、同窓会「木野会」が選出しています。
また、「学長奨励賞」としてデザイン学部、マンガ研究科からも選出されています。
また、本日2025年2月16日(日)には「木野会賞」が発表されました。
学長賞、理事長賞は、各学部から1名ずつ選出される賞で、芸術学部、マンガ学部、国際文化学部から学長が選出、デザイン学部、メディア表現学部、大学院から理事長が選出します。
木野会賞は、同窓会「木野会」が選出しています。
また、「学長奨励賞」としてデザイン学部、マンガ研究科からも選出されています。
学長賞
芸術学部日本画専攻 北村 友海さん
作品名:「静けさのなかに」(5号館 A-3)
● 学長からのコメント
大きな迫力のある画面で、丁寧に描き込まれています。背景の森では何かが蠢いているようにも見えます。屋久島における生と死が織りなす永遠の営みをありのままに捉えようと、精神を張りつめて写生した気配が伝わってきます。画家の胆力と気力に感動しました。
大きな迫力のある画面で、丁寧に描き込まれています。背景の森では何かが蠢いているようにも見えます。屋久島における生と死が織りなす永遠の営みをありのままに捉えようと、精神を張りつめて写生した気配が伝わってきます。画家の胆力と気力に感動しました。
マンガ学部ストーリーマンガコース 女屋 玲雄さん
作品名:「無題2024」(自在館 3F)
● 学長からのコメント
短い作品にも関わらず、深い世界観に取り組む志の高さを感じました。絵の上手さとコマ割りの巧さのみならず、ストーリーにいくつものひねりを盛り込み、物語の中心人物も変化するなど、展開の妙に舌を巻きました。マンガ表現が持つ豊かな可能性を感じました。
短い作品にも関わらず、深い世界観に取り組む志の高さを感じました。絵の上手さとコマ割りの巧さのみならず、ストーリーにいくつものひねりを盛り込み、物語の中心人物も変化するなど、展開の妙に舌を巻きました。マンガ表現が持つ豊かな可能性を感じました。
国際文化学部グローバルスタディーズ学科 雑喉 萌さん
論文名:「アメリカにおける中等教育における課外活動と大学進学への影響に関する研究—カリフォルニア州の事例より」(春秋館 2階優秀作品コーナー)
● 学長からのコメント
長期フィールドワークでのインタビューや文献資料の渉猟によって、仮説を綿密に検証し説得力のある結論を導き出した点を高く評価しました。さらに自身の立論の弱点も客観的に把握して指摘するなど、誠実で成熟した論考を展開している点も好感が持てます。
長期フィールドワークでのインタビューや文献資料の渉猟によって、仮説を綿密に検証し説得力のある結論を導き出した点を高く評価しました。さらに自身の立論の弱点も客観的に把握して指摘するなど、誠実で成熟した論考を展開している点も好感が持てます。
理事長賞
デザイン学部ライフクリエイションコース 竹下 愛華さん
作品名:「F ×SOAP」(明窓館 4F)
● 理事長からのコメント
目に鮮やかで触って楽しく、生き物や環境問題への興味を喚起する。見事にデザイン思考を体現した出来映えに感服しました。細部へのこだわりがリアリティを宿し、カエルたちの歓喜の歌が今にも聞こえてきそうです。
目に鮮やかで触って楽しく、生き物や環境問題への興味を喚起する。見事にデザイン思考を体現した出来映えに感服しました。細部へのこだわりがリアリティを宿し、カエルたちの歓喜の歌が今にも聞こえてきそうです。
メディア表現学部メディア情報専攻 内田 柊さん、川崎 蒼生さん、西本 丈之助さん、吉岡 航汰さん
作品名:「星を耕すものたち -Plowing a Planet-」(黎明館 L-001)
● 理事長からのコメント
確かな理論と丹念な調査に基づき、豊かなアイディアと先端のテクノロジーを駆使して、社会課題解決に取り組む。初の卒展を迎えたメディア表現学部から、これほど高度な共同研究成果が出たことを誇らしく思います。
確かな理論と丹念な調査に基づき、豊かなアイディアと先端のテクノロジーを駆使して、社会課題解決に取り組む。初の卒展を迎えたメディア表現学部から、これほど高度な共同研究成果が出たことを誇らしく思います。
芸術研究科 三木 梨々花さん
作品名:「あれもこれもいるー!!」(ギャラリーTerra-S)
● 理事長からのコメント
純粋ゆえに恐ろしい子どもたちの「野生」が、芸術活動を支える人間の「本性」に通じることを実感しました。表現内容と素材選びの組み合わせも絶妙。その表情や身振りを見つめているうちに強く心が揺さぶられました。
純粋ゆえに恐ろしい子どもたちの「野生」が、芸術活動を支える人間の「本性」に通じることを実感しました。表現内容と素材選びの組み合わせも絶妙。その表情や身振りを見つめているうちに強く心が揺さぶられました。
学長奨励賞
デザイン学部イラストコース ジョン ガフンさん
作品名:「私の井」(体育館)
● 学長からのコメント
作者の身の回りの題材を、愛着を持って深く観察しています。独特な造形、工夫された色彩構成、糸で縫われたような輪郭などを組み合わせ、心地よいリズムを感じさせる独自のスタイルを創造した点が高く評価できます。作者のセンスに感銘を受けました。
作者の身の回りの題材を、愛着を持って深く観察しています。独特な造形、工夫された色彩構成、糸で縫われたような輪郭などを組み合わせ、心地よいリズムを感じさせる独自のスタイルを創造した点が高く評価できます。作者のセンスに感銘を受けました。
デザイン学部建築コース 和田 純さん
作品名:「「私がN家を乗っ取るように」被災/成行/Relive 」(愛智館ラウンジ)
● 学長からのコメント
「令和6年能登半島地震」で被災した祖父母の家を、祖父母が住み続けることができるように修繕や改築の計画を提案した作品です。被災した場所で暮らすことを援助するという「建築コース」の学びの新たな可能性を示していると思いました。
「令和6年能登半島地震」で被災した祖父母の家を、祖父母が住み続けることができるように修繕や改築の計画を提案した作品です。被災した場所で暮らすことを援助するという「建築コース」の学びの新たな可能性を示していると思いました。
マンガ研究科 イップ チチェンさん
作品名:「浮遊の味」(明窓館3階)
● 学長からのコメント
香港出身者を主題としていますが、内容のほとんどは現代世界の各所で生起している問題に共通したもので、普遍的なテーマを扱ったマンガでもあります。特筆すべきは、「味」を取り上げることにより登場人物の違和感や痛みを、観念的ではなく生理的に伝えることに成功していることです。
香港出身者を主題としていますが、内容のほとんどは現代世界の各所で生起している問題に共通したもので、普遍的なテーマを扱ったマンガでもあります。特筆すべきは、「味」を取り上げることにより登場人物の違和感や痛みを、観念的ではなく生理的に伝えることに成功していることです。
木野会賞
国際文化学部文学専攻 塩畑 奈緒さん
作品名:「平安時代の「鳥の涙」考」(春秋館2階)
メディア表現学部音楽表現専攻 髙井 勇寿さん(アーティスト名/猫背)
作品名:「ソナタは美しい。」(友愛館地下2階)
芸術学部陶芸専攻 セン カさん
作品名:「神使Ⅱ」(5号館A-21)
デザイン学部プロダクトコミュニケーションコース 松尾 晃宏さん
作品名:「Fit in Living」(明窓館3階)
マンガ学部ストーリーマンガコース 鈴木 皓平さん
作品名:「ドキドキ☆敏感学校」(自在館3階)
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