芸術学部洋画コースの卒業生 ソー・ソウエンさんの、これまでの活動を横断的にまとめた作品集『Handle with Care』が、torch pressより出版されました。
ソー・ソウエンさんは、2019年に本学洋画コースを卒業。在学中から一貫して、自己を成り立たせる「身体」や「他者」、「記憶」への関心を軸に、絵画制作を探究しているアーティストです。近年は絵画の他にインスタレーションや映像作品、パフォーマンスなど、表現の領域を広げながら国内外で個展やグループ展に多数出品。2022年に福岡アジア美術館アーティストイン・レジデンスに招聘、 2024年にはインスタレーション作品《Bellybutton and Breathing—お臍と呼吸》が福岡市美術館に収蔵されるなど、精力的に活動を続けています。
ソー・ソウエンさんにとって初めての作品集となる本書では、形の残らない刹那的なパフォーマンスに込めた思いを詩的に表現するために、パフォーマンスの写真や動画のスチルをはじめ、インスタレーション、絵画作品やそれにまつわるメモやドローイングなどの作品同士を、緩やかにつながり呼応するように構成。身体性を通して根源的な問いについて模索するソー・ソウエンさんの思考を辿る一冊となっています。
中綴じ冊子には、本学芸術学部教員で、ソー・ソウエンさんのことを在学時から知っている吉岡恵美子が作家評を寄稿。帯には、本学洋画専門分野卒業生で現代美術家の塩田千春さんによるコメントが寄せられています。ぜひ本書とあわせてお読みください。
書籍情報
書籍:作品集『Handle with Care』
著者:ソー・ソウエン(芸術学部洋画コース 卒業生)
出版社:torch press
発行日:2024年7月12日
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