ストーリーマンガコース卒業生のLiisaさんが、デザインアワード「第23回 CSデザイン賞」一般部門にてグランプリを受賞

マンガ学部ストーリーマンガコース卒業生のLiisaさんが、デザインアワード「第23回 CSデザイン賞」一般部門にて、グランプリを受賞されました。おめでとうございます！

 

この賞は、「カッティングシート®」という名称をつくった株式会社中川ケミカルが、優れたデザインを社会へ発信・共有する活動として設立したもので、「カッティングシート®」の可能性を追求し、サイン・デザイン業界の発展をめざして開催されているデザインアワードです。一般部門、学生部門が設けられており、23回目の実施となる今回は一般部門で148点、学生部門で257点の作品応募があり、グラフィックデザイナーやインテリアデザイナー、アートディレクションとして第一線で活躍する審査員による審査のもと、各部門での受賞作品が選ばれました。

 
 

普段から商業マンガに使われるインクとスクリーントーンで作品を制作しているLiisaさん。今回グランプリを受賞したインスタレーション作品「明日は遊園地へ行こうね」では、カッティングシートをスクリーントーンのように使用しながらコラージュ的感覚で重ね貼り、手描きの層も加えて影やグラデーションを演出。審査員からは、「既存のカッティングシートの価値観を大きく変える作品」「詳細な加工に対応するカッティングシートの表現が活かされ、自由な使い方には新しい可能性を感じることができた」「使用方法のアイデアだけでなく、手の痕跡としての微妙なテクスチャーがもつ価値が、これからのデザインのひとつの方向のヒントを示しているようにも思えた」「カッティングシートをスクリーントーンと同等の画材に置き換えることよって、過去の漫画がもつ技術的価値を芸術のレベルで復興させようとしている」と、Liisaさんの試みが高く評価されました。

 

公式サイトでは、受賞作品の詳細や審査員からの講評が掲載されています。ぜひご覧ください。