芸術学部洋画専門分野卒業生で現代美術家の後藤靖香さんが、大阪市中央公会堂で上演される人形浄瑠璃 文楽「中之島文楽2023」の、舞台美術を担当しました。
後藤さんは、本学を2004年に卒業。その後も個展やグループ展に多数出展しながら、「平成24年度 咲くやこの花賞」美術部門で受賞、「第4回 絹谷幸二賞」で絹谷幸二賞を受賞するなど、精力的に活動を続けている現代美術家です。
この公演は、初心者や海外旅行者などにも古典芸能に親しみを持ち、関心を高めることを目的に開催されるもので、日本を代表する伝統芸能のひとつである人形浄瑠璃 文楽と、講談、そして現代美術のプロジェクションマッピングがコラボレーションした新感覚の人形浄瑠璃文楽です。2023年3月に上演された人形浄瑠璃 文楽「COOL文楽Show」に引き続き、力強いタッチで描かれた後藤さんの作品が舞台を彩ります。ぜひ会場でご鑑賞ください。
また、舞台美術で映し出されるプロジェクション・マッピングの原画などが並ぶ後藤さんの個展「In the Blue」が、広島県の「iti SETOUCHI」にて開催されています。2024年1月24日まで展示されていますので、公演とあわせてぜひご覧ください。
人形浄瑠璃文楽「中之島文楽2023」
広島で個展「In the Blue」が開催中
SLAP it Project(アーティスト招聘プロジェクト)vol.3
後藤靖香さんによる個展「In the Blue」が、広島県福山市の「iti SETOUCHI」にて現在開催中です。「福山の未来をつくるクリエイティブ・プラットフォーム」というコンセプトを基軸に、コンテンポラリーアートの企画・運営事業を行っている「Setouchi L-Art Project(SLAP)」のアーティスト招聘プロジェクトの第3弾として実施されるものです。
本展では、舞台美術を担当した「COOL文楽Show」(2023年3月)や「中之島文楽2023」(同年10月)で映し出されたプロジェクション・マッピングの素材となる原画および緞帳の巨大ドローイングを中心に、青の色彩を基調に描いた作品たちが並びます。「浄瑠璃」の語源とされる「清らかな青」が広がる展示空間を、ぜひご覧ください。
会期:2023年10月6日(金)〜2024年1月21日(日)
※年末年始の休館期間は、公式サイトにてご確認ください
時間:10:00~21:00(コワーキングスペースtovioは18:30まで)
会場:iti SETOUCHI
〒720-0067 広島県福山市西町1-1-1 1F
料金:無料(コワーキングスペースtovio内の展示のみ550円)
協力:文楽を中心とした古典芸能振興事業実行委員会、徳島県立阿波十郎兵衛屋敷、福山電業株式会社
後援:福山市、エフエムふくやま
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