このたび京都友禅協同組合とコラボレーションし、マンガ学部教員5名がデザインした色彩の友禅を発表いたします。
本事業は京都友禅協同組合のお声がけによって実現したプロジェクトです。マンガ家、イラストレーターとして活躍する教員5名が、伝統的な友禅の絵柄の配色デザインを試みました。そのデザインをもとに京都友禅協同組合に所属する9つの事業所で、職人の方々が染め上げました。
教員が配色デザインを行った型友禅の着尺10 点と、手描友禅の染帯5 点の15点が、11月5日(土)、6日(日)に東京国際フォーラムで開催される日本最大級のきものイベント「きものサローネ2022」において発表されます。
マンガやイラストレーションなど現代日本を代表する文化表現と、伝統的な京友禅の融合をぜひご覧ください。
「京都精華大学マンガ学部 ✕ 京友禅 色の再設計」コラボ作品
参加教員：ざいん、睦月ムンク、由紀 円香、中村 佳代、小川 剛（いずれもマンガ学部教員）
制作事業所：安藤染工、岡山工芸、京染せい山、塩谷染工、関谷染色、藤田染苑、万葉染織、三好染工、吉江染工場
技術支援：（地独）京都市産業技術研究所
主 催：京都友禅協同組合
「きものサローネ2022」
開催日時：2022年11月5日(土) 10時～18時、6日(日) 10時～18時
場 所：東京国際フォーラム Ｅ1ホール（東京都千代田区丸の内3丁目5番1）
内 容：2012年より開催されている、国内最大規模のきものファッション&カルチャーイベントです。今年度は143社が出展し、ステージショーや能楽等の和のエンターテイメント、和文化講座など、多数のイベントが予定されています。京都友禅協同組合ブースでは、「京都精華大学マンガ学部✕京友禅 色の再設計」のコラボ作品15点(着尺10点、染帯5点)の発表展示に加え、同組合のオンラインストア「ＫＹＯＹＵＺＥＮ」から選りすぐりの商品が展示販売されます。
「京都精華大学マンガ学部 ✕ 京友禅 色の再設計」参加教員
ざいん（マンガ学部キャラクターデザインコース教員）
イラストレーター。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。挿絵・挿画、CDジャケットイラスト、キャラクターデザイン・原案など制作。小説・アニメ『バビロン』著／野崎まど（講談社）挿画・キャラクター原案、小説『されど罪人は竜と踊る』著／浅井ラボ（小学館ガガガ文庫）挿画・挿絵など
睦月ムンク（マンガ学部キャラクターデザインコース教員）
イラストレーター・マンガ家。京都精華大学人文学部卒業。コミック連載、装画・挿絵・イラスト、ゲーム・各メディアキャラクターデザイン等、フリーランス作家として活動中。代表作『闇月夜行』（原作：蒼井エン構成：野口芽衣）・『陰陽師—瀧夜叉姫ー』（原作：夢枕獲）
由紀円香（マンガ学部新世代マンガコース教員）
漫画家。京都造形芸術大学芸術学部染織スタイルコースを卒業。2015年『はるのうた』で講談社モーニング編集部新人賞を受賞。2017年連載作品『作庭師の一族』でデビュー。学生時代から王欣太先生のスタジオでアシスタントとして9年間勤務。
中村佳代（マンガ学部新世代マンガコース教員）
京都精華大学マンガ学部マンガ学科ストーリーマンガコース卒業。バード大学TAプログラム修了。在学中からフリー作家として活動を開始し、現在は京都府内の高校や大学でマンガ制作の講師をしながら広告マンガ、原作付き作品の構成・作画等を多数担当。
小川 剛（マンガ学部キャラクターデザインコース教員）
京都精華大学芸術研究科博士前期課程修了。京都国際マンガミュージアム／国際マンガ研究センター研究員、崇城大学デザイン学科マンガ表現コース准教授を経て、現職。「マンガ表現xデザイン」をキーワードに企業・自治体からのイラスト、キャラクターデザイン等も制作する。
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