京都精華大学国際マンガ研究センターと、ベルギー王国フランス語共同体政府国際交流振興庁(WBI)が共同主催するオンライントークショー「タンタンとスマーフの国、コミック強国・ベルギーの若手作家たち」が11月から12月にかけて5回にわたって開催されます。
ベルギーは『タンタンの冒険』や『スマーフ』などをはじめ、多様なコミック作品を生み出しており、日本人読者にも愛されてきました。また、近年は伝統的なコミックの制作技法にとらわれず、実験的な作品を生み出すアーティストが多数輩出されています。
この度京都精華大学国際マンガ研究センターでは、京都精華大学キャンパスに学術文化連絡事務所を持つ「ベルギー王国フランス語共同体政府国際交流振興庁(WBI)」のご支援をいただき、印象的な作品を生み出しているベルギーの若手アーティストをご紹介するオンライントークイベントを開催します。
本イベントでは、6人のベルギー在住の若手アーティストへのインタビューがオンラインでご覧いただけます。
日本の伝統芸術技法を作品に生かしている作家など、マンガ・コミックの境界線を超え、素材から表現方法、印刷に至るまで、新しい表現に挑戦し続ける作家たちの言葉は、本学でマンガを学ぶ学生たちはもちろん、あらゆる表現者の刺激になることでしょう。
日本の伝統芸術技法を作品に生かしている作家など、マンガ・コミックの境界線を超え、素材から表現方法、印刷に至るまで、新しい表現に挑戦し続ける作家たちの言葉は、本学でマンガを学ぶ学生たちはもちろん、あらゆる表現者の刺激になることでしょう。
本イベントでは、5回にわたって、オンラインで開催されます。予約不要で、各回の視聴URLからアクセスすると、どなたでもご覧いただけます(視聴無料)。事前に質問をお送りいただくと、イベントのなかでアーティストが回答いたします。
ぜひご参加ください。
ぜひご参加ください。
オンライントークショー「タンタンとスマーフの国、コミック強国・ベルギーの若手作家たち」
日程:11月10日(水)、11月20日(土)、11月27日(土)、12月1日(水)、12月15日(水)
時間:各回18:00〜
出演:オレリー・ウィリアム・ルヴォー(Aurélie William Levaux)、ティエリ・ヴァン・ハッセルト(Thierry Van Hasselt)、ディミトリ・ピオ(Dimitri Piot)、トマ・マチュー&ジュリエット・ブタン(Thomas Mathieu & Juliette Boutant)、出版社アニマル・プレス社(Animal Press)
本イベントは予約不要でどなたでもご覧いただけます(視聴無料)
時間:各回18:00〜
出演:オレリー・ウィリアム・ルヴォー(Aurélie William Levaux)、ティエリ・ヴァン・ハッセルト(Thierry Van Hasselt)、ディミトリ・ピオ(Dimitri Piot)、トマ・マチュー&ジュリエット・ブタン(Thomas Mathieu & Juliette Boutant)、出版社アニマル・プレス社(Animal Press)
本イベントは予約不要でどなたでもご覧いただけます(視聴無料)
主催:ベルギー王国フランス語共同体政府国際交流振興庁(WBI)、京都精華大学国際マンガ研究センター
お問い合わせ:info@imrc.jp(京都精華大学国際マンガ研究センター)
11月10日(水)18時:オレリー・ウィリアム・ルヴォー(Aurélie William Levaux)
オレリー・ウィリアム・ルヴォーは、1981年にベルギーで生まれた。作家、イラストレーター、造形作家として活躍している。論争好きな特徴をもった作品を通して、「存在すること」に疑問を投げかけ、奇抜なユーモアで我々の時代の常軌逸脱を強調する。
オレリー・ウィリアム・レヴォーは一つの実践方法にこだわらず、バンド・デシネの他に長編小説、短編小説も執筆し、世界各地で展覧会を開き、自身の欲望や疑念をパフォーマンスや歌で表現している。
11月20日(土)18時:ティエリ・ヴァン・ハッセルト(Thierry Van Hasselt)
出版社Fréon(のちにFrémokに変更)の創設メンバーで、編集者、舞台芸術家、インスタレーション作家、グラフィックデザイナー。ティエリ・ヴァン・ハッセルトは1969年に生まれる。
Frémokとベルギーのアウトサイダーアートセンター”S” によるアートと出版のコラボレーションに積極的に関与し、マルセル・シュミッツとともに『Vivre a Fran Disco』(フラン・ディスコに生きる)を制作する。
この作品は、マルセルが毎日少しずつ構築していった架空の街、フラン・ディスコを、ティエリがバンド・デシネに描いたものである。
Frémokとベルギーのアウトサイダーアートセンター”S” によるアートと出版のコラボレーションに積極的に関与し、マルセル・シュミッツとともに『Vivre a Fran Disco』(フラン・ディスコに生きる)を制作する。
この作品は、マルセルが毎日少しずつ構築していった架空の街、フラン・ディスコを、ティエリがバンド・デシネに描いたものである。
11月27日(土)18時:ディミトリ・ピオ(Dimitri Piot)
ディミトリ・ピオはブリュッセル出身のバンド・デシネ作家でイラストレーター。ブリュッセルのサン・リュック高等美術学校でバンド・デシネを学んだ。2009年、ストーリーとイラストを一人で担当した『Koryu d’Edo』がグレナ出版から刊行される。この本で独自の浮世絵スタイルによる物語を始める。2019年、他の作家たちとともにBlow Book出版を立ち上げ、自身の作品の『Salaryman』を刊行する。これまでに京都をはじめ、ミラノ、ニューヨーク、パリ、ブリュッセルで展覧会を開いている。
12月1日(水)18時:トマ・マチュー&ジュリエット・ブタン(Thomas Mathieu & Juliette Boutant)
トマ・マチューはブリュッセルのサン・リュック高等美術学校でバンド・デシネを学んだ。2013年から、「クロコダイル・プロジェクト」のクリエイターとして、日常的に繰り広げられる女性差別や街中でのハラスメントを、男たちをワニに見立てて描いている。
ジュリエット・ブタンはフランス・アングレームのヨーロッパ高等映像学校出身。トマ・マチューとともに、ハラスメントの女性被害者たちの証言をもとに、『クロコダイル』の第二巻を制作する。
12月15日(水)18時:アニマル・プレス(Animal Press)
アニマル・プレスは2013年、ハン・ジンヒ(Han Jinhee)が設立した。まもなくしてバティスト・ヴィロ(Baptiste Virot)が加わり、イラストとグラフィック、バンド・デシネを混ぜ合わせた作品を刊行している。二人とも現代的な版画や様々な印刷技術に興味を持つ。現在、アニマル・プレスはブリュッセルに拠点を置く。
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