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デザイン学部建築コースが、鞍馬山の倒木を活用した子ども向け木製工作キットを製作

デザイン学部建築コースの教員が、鞍馬山の風倒木の利活用の一環で、倒木を用いた子ども向け木製工作キットを開発・製作しました。

この工作キットには、2018年の台風21号で甚大な被害を受け、倒れてしまった鞍馬寺境内のヒノキやスギの無垢材を用いています。鞍馬山の再生に取り組む鞍馬寺山容復興委員会から木材活用の提案を受けた北稜高校と、京都精華大学とが高大連携の取組みの中で活用方法を検討してきました。倒木の皮を剥き、角材に加工したのち、大学の施設でブロックに加工しました。キットは35mm角のキューブ28個と、作り方の手順書、制作のヒントを図示したしおりが添えられており、小物入れ、ペン立て、立体パズルなど、立体デザインを学び、楽しみながら、さまざまな作品を制作することができます。ヒノキ、スギ、それぞれが独特の色合いを持ち、無垢材の清々しい香気を楽しめます。
 
ご家庭の方と一緒に楽しみながら立体デザインを楽しんでいただけるキットとして、大学の子ども向け講座の参加経験者に配布し、好評を得ました。

より詳しい制作コンセプトは建築コースブログでご覧いただけます。
建築コースブログ「子ども デザイン・建築教室」

セット内容

ヒノキ材キューブ35mm×35mm(28個)
木工用ボンド
サンドペーパー
仮止め用テープ
糊付け用スティック
作り方ガイド・制作のヒント(2枚組)

担当教員

デザイン学部建築コース 葉山 勉
専門分野:建築設計 / インテリアデザイン / 家具デザイン / まちづくりコーディネート
所属:デザイン学部 建築学科 建築コース / 大学院 芸術研究科 / 大学院 デザイン研究科

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
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Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp

※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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