在学生・卒業生

芸術研究科1年生の新谷嘉子さんによる個展「あいだにとどまる」が開催


芸術研究科博士前期課程 芸術専攻洋画領域1年生の新谷嘉子さんによる個展「あいだにとどまる」が、京都市東山区にあるギャラリーKUNST ARZTで開催されます。

お近くにお越しの際は、ぜひ会場に足をお運びください。

アーティストステートメント

私は直接触れていても、目の前にあるはずの人やモノの輪郭が、
指の隙間からこぼれ落ちていくような焦燥を抱くことがある。
大切な何かが、私の内側からも静かに零れ落ちているように感じる。
その感覚に向き合うため、私は網戸の網を介した制作を行っている。
まず画質の粗い画像を紙に写し取り、その像を網へ移し替える。
さらに網越しに描画を行い、最後に紙を剥がすことで、
絵の具の層だけを作品として取り出す。
網戸という規則的な構造を通過することで、像は輪郭を崩し、
情報の一部を失いながら物質へと変化する。
紙を剥がす瞬間、絵の具は紙に残るものと作品として剥がれ落ちるものと
に分かれ、一つの像は不可逆的に変質する。この欠落は偶然ではなく、
私が制作を通し、世界との関わりとして引き受けている現象である。
私にとって網戸は、像を再現するための道具ではなく、世界をそのまま
受けるめることができないという事実を可視化する装置である。
すべてを掬い上げることはできない。
それでも、網戸に残された断片には、失われたものの痕跡や、
そのとき確かに存在していた時間の気配が宿る。
零れ落ちるものがあるからこそ、新たな輪郭は立ち現れ、
私自身の認識もまた変化していく。
私は、その欠落と変化の痕跡を作品として残したいと考えている。

  • 日程

    2026年9月22日(火・祝) 〜 2026年9月27日(日)

  • 時間

    12:00~18:00

  • 会場

    〒605-0033 京都市東山区夷町155-7 2F
  • 出演・出展者

    新谷嘉子(芸術研究科博士前期課程 芸術専攻洋画領域 1年 / 芸術学部洋画専攻 卒業)

  • 予約

    不要

  • 料金

    無料

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp

※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

SHARE