芸術研究科博士前期課程芸術専攻修了生の田中真吾さんによる個展「Transient Strata」が、京都市東山区のeN artsにて開催されます。ぜひご覧ください。
展覧会ステートメント
私たちは、物の構造をどのように認識しているのだろうか。陰影の濃淡から対象の厚みや奥行きを測り、質感から材質や硬さを推測する。脳は感覚器官が得た様々な情報から像を組み立て、認識を補正し続けている。では、それらの情報を取り除いたとき、残された対象から私たちは何を見いだすのだろうか。今回新シリーズとして提示する《exposed fringe》は、燃焼させた紙を積層し、「露光過多」の状態で捉えた写真作品である。燃え残りの細部や陰影は眩い光の中に溶け去り、火によって生み出されたうねる縁(フリンジ)だけが画面に残される。奥行きを失った画面において、層をなす断片は一本の線として立ち現れる。その過渡的な線を境界として認識するとき、消失したはずの奥行きの向こうに新たな空間の深さが見いだされる。
私たちは線一本からでも想像を広げることができる。と同時に、捉えられる情報によって世界の捉え方は容易く移り変わっていく。
本展の作品群《exposed fringe》、《trans》、《transtructure》は、いずれも積層と焼失の往還の中で、揺れ動く知覚の働きを試行している。

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日程
2026年9月4日(金)~9月27日(日)
会期中 金・土・日曜日開廊 -
時間
12:00~18:00
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会場
eN arts
〒605-0073 京都市東山区祇園町北側627 円山公園内八坂神社北側 -
出演・出展者
田中真吾(芸術学部洋画専門分野 卒業 / 芸術研究科博士前期課程芸術専攻 修了)
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予約
不要
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料金
無料
お問い合わせ先 CONTACT
京都精華大学 広報グループ
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