イラストレーションコース卒業生のNAZEさんによる個展「Träumerei」が開催

NAZEさんは、グラフィティカルチャーを基本に、触覚的な筆致で描かれるドローイングやスプレー、廃棄物を用いたコラージュなど多彩な表現でストリートやファッションシーンから現代アートの領域まで幅広く活動を展開するアーティストです。

本展覧会では、偶然拾ったキャンバスにNAZEさんがロベルト・シューマンの楽曲「Träumerei」を聴きながら描き重ねた新作の展示をはじめ、活動初期作品から未発表作品まで約30点の作品を7mの壁面にコラージュするように構成。また、展覧会初日にNAZEさん本人がライブペイントを行い、生まれた作品を開催期間中展示します。

また同会場では、洋画専門分野卒業生 平野泰子さんと版画コース卒業 西脇衣織さんによるグループ展が同時開催されます。ぜひ併せてご覧ください。
 

 

11月21日 246沿い道路脇に捨てたれた絵画に出会った。2匹の蝶と楽譜が描かれている、友人を駅まで見送った後に、その絵画を広いアトリエに持ち帰った。今回作る予定の新作は音楽がテーマだった。妙なタイミング、また変な偶然、人生の中で何度かこういう事が起きる。楽譜を調べ聴いてみる。初めて聴く曲。拾った音楽。なんか良いな。これならいい絵が描けそうだ。偶然や音楽の力を信じて、時に思考を反響させながら絵に落とし込んでいく。