芸術学部版画コース卒業生で版画専攻非常勤講師の肥後亮祐が参加するグループ展「みしまARTログ 『Oozing Point -滲み出る地点-』」が、鹿児島県の硫黄島で開催されています。
肥後はこれまでに、日常において無意識のうちにとるしぐさや振る舞い、発話などに着目し作品を制作してきました。本学在学中の4年次に、“フィラー”と呼ばれる言葉を発する場面を集めた大変ユニークな視点で制作された映像作品が、写真新世紀 2018年度(第41回公募)で佳作を受賞。卒業後も、個展やグループ展など精力的に作品を発表し活躍を続けるアーティストです。
「みしまARTログ」は鹿児島の離島「三島村 硫黄島(いおうじま)」を舞台に、アーティストが島民共同で硫黄島の特徴を掘り起こし、その魅力や豊かな歴史性を島内外に広めるとともに、新たな美術表現の実験の場として2022年より活動を開始。会場となる硫⻩島は、鹿児島港からフェリーで約4時間の距離に位置し、最新のカルデラであるため地質学的にも注目されるほか、「平家物語」に登場するなど、独特の環境と歴史を持つ島です。
この展覧会では、肥後をはじめ多様なジャンルで活躍する5名のアーティストが、硫黄島という名称の多重性、地域慣習や儀礼、新たな景色の捉え方、時間感覚と距離、戦争の記憶などをテーマに構成。肥後は、1934年に出現した無人島・昭和硫黄島を題材に制作した作品を出品します。機会がありましたらぜひご覧ください。
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日程
2023年10月13日(金)~10月29日(日)
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時間
12:00~17:00
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会場
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出演・出展者
肥後亮祐(芸術学部版画専攻非常勤講師 / 芸術学部版画コース卒業)
ほか
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予約
不要
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料金
一般チケット1,000円
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