芸術学部洋画コース卒業生の井上結理さんによる個展「NUKEGARA#4/I am I」が開催されます。
井上さんは卒業後も作品制作を継続し、日常生活の中から一場面を抽出し、生きていることについて考察するアーティストとして活躍しています。本展覧会は、脱ぎ捨てた衣類を俯瞰で撮影した写真の連作「ヌケガラ」を中心にした展示と、作家の身体に付着する細菌や微生物を視覚化してきたシリーズ作品の展示の二部構成で行われます。
井上さんは卒業後も作品制作を継続し、日常生活の中から一場面を抽出し、生きていることについて考察するアーティストとして活躍しています。本展覧会は、脱ぎ捨てた衣類を俯瞰で撮影した写真の連作「ヌケガラ」を中心にした展示と、作家の身体に付着する細菌や微生物を視覚化してきたシリーズ作品の展示の二部構成で行われます。
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日程
2021年5月25日(火)~30日(日)
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時間
12:00~18:00
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会場
KUNST ARZT
605-0033京都市東山区夷町155-7 2F -
出演・出展者
井上結理(芸術学部洋画コース卒業)
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予約
不要
作家による展覧会コンセプト
この作品は、一日の終わりに今日着ていた服を脱ぎ、写真に収めるという作品です。
服を脱ぐという日常的な行為を、人は無造作に行いそこに意味を問うことはありません。
しかし私は、この些細なルーティーンの結果乱雑に脱ぎ捨てられた衣服に対して、まるで脱皮した生き物の抜け殻のようなもの悲しさを覚えるとともに、自身が存在したことを証明する痕跡のような温もりを感じます。
しかし私は、この些細なルーティーンの結果乱雑に脱ぎ捨てられた衣服に対して、まるで脱皮した生き物の抜け殻のようなもの悲しさを覚えるとともに、自身が存在したことを証明する痕跡のような温もりを感じます。
この感傷と痕跡を表現する作品として、脱衣に目を向けた「ヌケガラ」を制作しています。
新型コロナウィルスの影響により、我々は日常に大きな変化を強いられています。
そうした日常の中にあっても、服を脱ぐという行為は変化しません。
そこで、目まぐるしく変化する社会のニュースと変わらない日常の記憶である「ヌケガラ」をリンクさせることで、周囲の環境に左右されない、生きるということの本質を本作品では視覚的に実感できると信じています。
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