米原 有二 YONEHARA Yuji
- 専門分野
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工芸
- 所属
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- 国際文化学部 グローバルスタディーズ学科 国際日本学専攻
- 全学研究機構 伝統産業イノベーションセンター長
経歴・業績
1977年京都府生まれ。京都精華大学人文学部人文学科卒業、同志社大学大学院総合政策科学研究科博士前期課程修了(修士)。京都を拠点に工芸を対象とした取材・執筆活動をおこなう。おもな著書に『京都職人 -匠のてのひら-』『京都老舗 -暖簾のこころ-』(ともに共著・水曜社)、『京職人ブルース』(京阪神エルマガジン社)、『近世の即位礼-東山天皇即位式模型でみる京職人の技術』(共著・青幻舎)、『木版画 伝統技法とその意匠 -絵師・彫師・摺師 三者協業による出版文化の歴史-』(共著・誠文堂新光社)など。
京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター
メッセージ
たとえば、京友禅の製作工程は大きく分けても20を超えます。これは、ひとつの着物ができるまでに少なくとも20人以上の職人さんが関わっていることを意味します。家紋を手作業で描く専門の職人さんがいるなんてわくわくしませんか?
京都は数多くの伝統産業が今も息づく街。和紙や絹、竹、木、漆、金属などさまざまな素材を駆使してものづくりに向き合う職人さんたちが多く暮らし、日々、街のいたるところで唯一無二の手仕事がおこなわれています。
デザインも、造形も、宗教も、物語も。工芸には日本人が育んできたありとあらゆる芸術・文化の「根っこ」が詰まっています。京都で学ぶ4年間、こんなに豊かな教材に学ばぬ手はありません。職人さんの手仕事を、滅びゆく過去の遺産ではなく、私たちの現在と未来を豊かにする文化としてとらえて、ともに考え、ともに学びましょう。