山田 創平 YAMADA Sohei

専門分野

社会学 / 文化研究

所属
  • 国際文化学部 人文学科 社会専攻
  • 大学院 人文学研究科

経歴・業績

1974年群馬県生まれ。名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は社会学(言説分析、表現倫理、マイノリティ論)。厚生労働省所管の研究機関などを経て現職。京都市人権文化推進懇話会・専門意見聴取会委員、京都市「若手芸術家などの居住・制作・発表の場づくり事業(HAPS)」実行委員、公益社団法人企業メセナ協議会「芸術・文化による災害復興支援ファンド(GB Fund)」選考委員。また近年は国内外のさまざまなアートプロジェクトでリサーチやコンセプトデザインに関わり、自らも作品制作を行っている。
 
編著書に『未来のアートと倫理のために』(左右社、2021)、『たたかう LGBT&アート〈同性パートナーシップからヘイトスピーチまで、人権と表現を考えるために〉』(法律文化社、2016)がある。また共著書に『ジェンダーと「自由」-理論、リベラリズム、クイア』(彩流社、2013)、『国東半島芸術祭記録集』(美術出版社、2015)、『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社、2016)、『当事者視点で考えるセックスワーク・スタディーズ』(日本評論社、2018)、『アーバン・カルチャーズ-「都市的なるもの」の変容』(晃洋書房、2019)、『アートの根っこ』(晃洋書房、2022)などがある。

メッセージ

社会は人々が周りを意識し、常に周りに合わせることで成立します。それは「ふるまい」や「行動」の「自主規制」です。私はそのような「自主規制」がなぜ成り立つのかを様々な街で調査し、そこでの「表現の可能性」について考えてきました。「自主規制/権力」は私たちを護ることもあれば傷つけることもあります。もし誰かが傷つけられたとき、その「権力」にたいしてNO!と言う力が「表現」にはあります。京都精華大学は「表現の大学」。表現をするということは単に何かを書いたり、描いたり、作ったりするということではありません。それは「社会を変える方法」を手にするということです。表現の可能性について共に考えましょう。

作品・著書・研究活動など