宮永 亮 MIYANAGA Akira

専門分野

映像表現

所属
  • 芸術学部 共通教員
  • 芸術学部 造形学科 映像専攻
  • 大学院 芸術研究科

経歴・業績

映像作家、美術家、ViDeOM代表。1985年北海道生まれ、京都市在住。 京都市立芸術大学大学院修了。平成23年度京都市芸術文化特別奨励者。ビデオカメラでとらえられた実写映像素材のレイヤーを、幾重にも渉りスーパーインポーズする手法を用いて作品制作を行っている。それはモンタージュの様に素材の順時的羅列によるストーリーの提示ではなく、時間軸に対し、レイヤー構造という異なる方向を持つ軸をビデオアートに持ち込むことで、新たに合成されるなナラティブの枝を作品内に現出させようとすることであり、そして時間芸術の中での非時間性への模索でもある。主に現代美術の領域で、現代映像美術家としてビデオ作品、ビデオ・インスタレーション、スチル作品等の発表のほか、VJ活動やMV制作を行っている。

2015年には、作家事務所であり、映像/デザインプロダクションとして「ViDeOM」名義を立ち上げ、その代表・ビデオグラファー・映像編集者としてよりコマーシャルな領域へも目を向けている。
 
主な展覧会:「MOTアニュアル2014 フラグメント—未完のはじまり」(東京都現代美術館、14年)、「In the Still of the World」(児玉画廊、14年)、「なつやすみの美術館3「美術の時間」」(和歌山県立近代美術館、13年)、「第5回恵比寿映像祭 パブリック⇄ダイアリー」(東京都写真美術館、13年)等。

メッセージ

映像、動画というものは、ますます世の中にありふれたものになってきました。美術表現、ミュージックビデオ、CM、そう言ったかつて非常に専門的な領域に合ったものが、よりパーソナルなものになってきたとも言えます。ありふれたものゆえに、それをどう使って、どう発信していくかというのは、皆さんのアイデアや腕の見せ所だと思います。一緒に考え、創りましょう。

作品・著書・研究活動など