小松 敏宏 KOMATSU Toshihiro

専門分野

絵画・空間芸術

所属
  • 芸術学部 造形学科 洋画専攻
  • 大学院 芸術研究科

経歴・業績

2001年米国ニュージャージー大学アート&コミュニケーション学部非常勤教授。東京藝術大学大学院美術研究科修了後、ライクスアカデミー(アムステルダム)に於いて制作。1999年 米国マサチューセッツ工科大学大学院修了。MoMA PS1(99年 ニューヨーク)、クイーンズ美術館(2000-01年 ニューヨーク)、東京都写真美術館(03年 東京)、ウィンブルドン芸術大学ギャラリー(09年 ロンドン)、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012/2015(12年/15年 新潟県)、瀬戸内国際芸術祭2013(13年 香川県)、「島からのまなざし なぜ今、アーティストは島へ向かうのか」東京都美術館(14年 東京)等、国内外の都市にてサイト・スペシフィック(特定の場所)作品を制作、発表。KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY(20年/22年 東京)、KANA KAWANISHI GALLERY(20年 東京)で個展を開催。
 

メッセージ

私の作品は、自らが出会った構築された空間と、そこに住み、仕事をする人々、そして近隣の環境との関係についてです。1994年にドイツに渡り、その後、オランダ(1994-97年)とアメリカ合衆国(1997-2002年)に在住し、現在京都に住んでいます。探究方法は、各国の都市で出会った個々の建築的ケースに応じたサイトスペシフィックな作品を制作して建築的特異性を調査し、場所のアイデンティティーを定義することです。あるいは、内(インサイド)と、外(アウトサイド)とのあいだの伝統的な空間関係を再構成して、構築された空間のリロケーションやリコンストラクション、スケールを変えるさまざまな作品を制作します。仮設建築・彫刻・模型・写真・ドローイング等のメデュウムを使用して、単一の空間の異なる見方を提示します。探求の結果は、室内のなかでのインスタレーションの形式となり、パブリックスペースの異なるシチュエーションに配置されたさまざまなサイズやタイプの建築モデルやパビリオンとなります。

作品・著書・研究活動など