石原 葉 ISHIHARA Yo

専門分野

絵画

所属
  • 芸術学部 造形学科 日本画専攻

経歴・業績

1988年生。東北芸術工科大学大学院博士課程後期修了。博士(芸術工学)。他者との共生を研究テーマに、絵画制作だけでなく、他アーティストとの共同制作を行う。
「山形美の鉱脈」(2020,山形美術館)「Who」(2020,靖山画廊,個展)「walking in the forest」(2022,Cyg art gallery, 個展)
2011-東北画は可能か?に所属し共同制作のリーダー、アーカイブブック編集の他、「地方之国構想博物館」(2015,東京都美術館)(2017,鶴岡アートフォーラム)等の展示構成を担当。『東北画は可能か?』(2020,美術出版社,共著)2020-演劇集団ゲッコーパレードに所属し同世代の表現者とコレクティブを実践。「山形ビエンナーレ」(2018,2020,2022)

メッセージ

日本画ってなんでしょう。みなさんはどんな作品を思い浮かべますか。和紙に墨で描かれた龍に花、金雲たなびく江戸時代の街並みでしょうか。実は日本画という概念が生まれたのは、明治以降、西洋絵画が伝わってから。西洋の技法に対して、伝統的な技法で描かれたものを「日本画」と呼ぶようになりました。そこから150年以上、私たちの生活も大きく変わり、日本画と呼ばれる作品の画題も手法も柔軟に変化し今に至ります。日本画ってなんでしょう。きっとそれは作品が作られていく中で各々が模索し続けるものなのだと思います。とはいえ、まずは日本画の特徴でもある岩絵具や和紙、墨に触れてみましょう!油絵具とも水彩絵具とも違う素材は、絵を描くときの姿勢すら違います。全身使って飛び込んでいくなかで、きっと皆さん一人一人の日本画に出会えるはずです。みなさんの豊かな作品に出会えること、心より楽しみにしています。

作品・著書・研究活動など