[ゼミ報告]未来の公園の取り扱い説明書 大下ゼミでは公園のこれからの意味を考えた

公園は普段出会わない⾊々な⼈が集う場所だと思います。 
メディア表現学部の⼤下ゼミは、街中にある公園が、どうしたらたくさんの⼈にとって意味ある場所になるのかを考え、創り出す活動をしています。 
ある⽇は、公園に⾃⽣しているクチナシの実を眺めている⽅と出会いました。クチナシの実は、栗きんとんの⾊味をつけるのに使えるそうです。 
料理研究家で公園や近隣の⼭に⽣えている植物などを利⽤し、新しいレシピを作っているとのこと。最近は公園の景観伐採のため、⼭葡萄がなっていたのに今年は⾒当たらないと嘆いていましたが、アクの少ないどんぐりの実を⾒つけ、嬉しそうにされていました。 
公園で過ごす時間は、登⼭と同じく、知らない⼈に挨拶したり、そこからお話が始まったりと、街中では体験できないコミュニケーションの体験が⽣まれます。そんな出会いを創り出すために、⼤下ゼミの学⽣は毎⽉第3⽇曜⽇、京都の船岡⼭公園のイベント作りに参加しています。 
⻘空の下で⾳楽を聴いたり、美味しい⾷べ物と出会ったり。 
⼈⽣を変えるような⼈やお話にも出会えることもあります。 
公園は、1冊の雑誌の様に、特集やコラム、トピックスなど、いろんな情報に溢れているんだと実感します。 
普段の⽣活では出会わない⼈が交流することで、その地域が魅⼒的に変化することを想像すると、未来の公園の取扱説明書の形が変わるかもしれません。 

もし第三⽇曜⽇に気が向いたら、ぜひ船岡⼭公園に⾜を運んでみてください。 
  • 船岡⼭公園

大下 大介  OSHIMO Daisuke

メディア表現学部教員
専門分野:コミュニケーションデザイン

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