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人間環境デザインプログラム教員のウスビ・サコによる「毎日小学生新聞」連載コラムの、第16回目が掲載

人間環境デザインプログラム教員で全学研究機構長のウスビ・サコによる、連載コラム記事「サコ先生のなんでやねん」の第16回目が、7月9日(日)に発行された毎日新聞社「毎日小学生新聞」の一面に掲載されました。
 
連載16回目のタイトルは「「創造的行動」とは」。
地震をはじめ、自然災害が多いとされる日本。サコが日本に来て一番驚いたことは、防災訓練の多さや、無線や個人宛に配信される「Jアラート(全国瞬時警報システム)」というシステムがあることだと、来日当初を振り返りました。サヘル地域に属するサコの故郷・マリでも、洪水や大干ばつ等の自然災害が起きますが、日本のような警報システムがないため、昔からの知恵や一人ひとりが身につけた感覚で判断し、逃げるしかないといいます。
サコは、災害は「世界各地どこでも起こる」と強調し、続けて「警報システムのない国や地域で被災したり、日本国内でも訓練通りに避難できるとは限らない」と説明。「時と場合に応じて判断する「創造的行動」ができるようにすること」が重要で、それが「本当の防災訓練かもしれない」と締めくくりました。
今回の連載記事の挿絵は、京都精華大学マンガ学部カートゥーンコース3年生のチョン・フェユンさんが担当しています。
「毎日小学生新聞」は、1936年に創刊した、日本で最も歴史のある小学生向けの日刊紙です。これまでマンガ家の手塚治虫氏や松本零士氏など、著名な作家や文化人が数多く執筆してきました。
 
ウスビ・サコの連載は、毎月第2週の日曜日に掲載される予定です。ぜひ続けてお読みください。

ウスビ・サコ  Oussouby SACKO

人間環境デザインプログラム教員、全学研究機構長、アフリカ・アジア現代文化研究センター長、情報館長  
1966年アフリカ・マリ共和国生まれ。 2001年に京都精華大学人文学部教員に着任。2013年から人文学部学部長を務めたのち、2018年4月から2022年3月まで京都精華大学学長を務める。専門は空間人類学。著書に『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』『ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」』『「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと』など。

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