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京都国際マンガミュージアムにて、企画展「アフリカマンガ展 -Comics in Francophone Africa-」が開催

京都精華大学が運営する京都国際マンガミュージアムにて、日本初となるアフリカマンガの展覧会「アフリカマンガ展 -Comics in Francophone Africa-」が開催されます。
 
本展では、フランス語圏アフリカ諸国を中心に、日本においては未知の世界だったアフリカのマンガに注目し、その特徴と魅力に迫ります。歴史と作品、作家、ファン文化、出版形態などの視点から、15名以上のアフリカ人作家によるマンガ作品の複製原画(デジタルプリント)、書籍や雑誌、ファンイベントのようすなどを通して、フランス語圏アフリカ諸国のマンガ文化を紹介。バンド・デシネ(フランス語圏のコミックス)やアメリカンコミックス、日本マンガに大きな影響を受けて動き始めたアフリカマンガの“今”を知り、アフリカの新たな側面や、国境を超えていくマンガの力が感じられる企画展となっています。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
 
また、本展の開催期間中、アフリカのマンガ家を招いたシンポジウムやトークショー、アフリカの文化に触れるワークショップやライブパフォーマンスなどさまざまなイベントが予定されています。事前のお申込みが必要なものもありますので、公式サイトより詳細をご確認のうえ、ぜひご参加ください。
 
 
※本学在学生は学生証の提示により入館が無料になります。

  • 日程

    2023年10月26日(木)~2024年2月18日(日)
    休館日 水曜日、11月16日(木)、年末年始(12月26日~1月4日)

  • 時間

    10:30~17:30(最終入館は17:00まで)

  • 会場

    〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上ル (元龍池小学校)
  • 予約

    不要

  • 料金

    無料 (ミュージアムへの入場料は別途必要(11月21日(火)「関西文化の日」を除く) ※在学生は入場料無料)

関連する作家、マンガ家

展示会場で紹介するアフリカ人作家

・Elyon’s(エリヨンズ)[カメルーン共和国] 
・Seydina Issa Sow(セイディナ・イッサ・ソウ)[セネガル共和国] 
・Koffi Roger N’Guessan(コフィ・ロジェ・ンゲサン)[コートジボワール共和国] 
・Ultimes Griots(ユルティム・グリオ)[コートジボワール共和国] 
・SID(シド)[アルジェリア民主人民共和国] 
・Matougui Fella(マトゥギ・フェラ)[アルジェリア民主人民共和国] 
ほか

イベントに登壇するマンガ家

●  11月4日(土)シンポジウム「マンガの中の〈アフリカ人〉」
・星野ルネ
・Seydina Issa Sow
 
11月12日(日)トークショー「フランス語圏アフリカ諸国における日本マンガの影響:カメルーン人作家・エリヨンズの場合」
・Elyon’s

※シンポジウム、トークショーは、事前申込制のイベントです。詳細は公式サイトよりご確認ください。

星野ルネ(ほしの・るね)

星野ルネ『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』(©︎星野ルネ / 毎日新聞出版)
1984年カメルーン生まれ。3歳のとき、母の結婚に伴い来日し、兵庫県姫路市で育つ。まったく言葉がわからない頃、コミュニケーションの手段として「お絵かき」を始める。高校卒業後、工務店と飲食店などでの仕事を経て、25歳のとき、放送作家を目指し上京。現在は、タレント活動のかたわら、幼い頃からの武器であった画力を生かし、自分のこれまでの生い立ちや経験をマンガで描いて発表している。著書に『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』(毎日新聞出版)、『まんが アフリカ少年が見つけた世界のことわざ大集合 星野ルネのワンダフル・ワールド・ワーズ!』(集英社)。

Seydina Issa Sow(セイディナ・イッサ・ソウ)

Seydina Issa Sow『Cayor』(© Seydina Issa Sow)
1988年パリ生まれ、セネガル育ち。子どもの頃からフランスとベルギーのバンド・デシネとアメリカンコミックス、日本マンガに触れながら成長した。フランスで国際貿易と国際ビジネスの修士号を取得したあと、セネガル・ダカールで働きながら本格的にマンガを描きはじめる。SIS Illustration というマンガ出版のためのプラットフォームを作り、2019年には『SIDY』(シディ)と、『CAYOR』(カヨール)を発表。現在のセネガルにあったカヨール王国を舞台にしたファンタジーマンガ『CAYOR』は、多くのセネガル人読者を魅了し、2023年現在、4巻まで出版されている。

Elyon’s(エリヨンズ)

Elyon's『La vie d’Ebène Duta』(©Elyon's)
本名:Joëlle Ebongue=ジョエル・エボング。1982年、カメルーン生まれ。カメルーンで現代文学を専攻した後、ベルギーでグラフィックアートを勉強した。ベルギーの著名なコミック誌『Spirou』(スピルー)をはじめ、カメルーンとアルジェリアなどの雑誌に作品が掲載された後、2014年にクラウドファンディングで初の単行本『La vie d’Ebène Duta』(エベーヌ・デュタの日常)を発表。アフリカン・ディアスポラの主人公の日常を描いている本作品は、英語版とフランス語版があり、2023年現在、第3巻まで出版されている。作品活動のかたわら、コミックワークショップやフェスティバル、展覧会などの企画・運営にも携わっている。

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
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Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp

※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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