マンガ学部 マンガ学科よくある質問(カートゥーンコース/ストーリーマンガコース/新世代マンガコース) FAQ -MANGA-

マンガ学部マンガ学科によくいただく質問に、学科の教員が回答しました。「興味はあるけれど、何から調べればよいかわからない」「先生に聞きたいことがある」など、まだ迷っている人から、志望コースが決まっている人までおすすめの内容です。

マンガ学部 マンガ学科(カートゥーン・ストーリーマンガ・新世代マンガ)に寄せられた質問

  • 1年生の授業はどんな内容ですか?特長的な授業を教えてください。
    カートゥーンコース:1年生では、「デッサン」と「クロッキー」の授業で、手で描くための基礎画力を身につけます。動物や人物を中心に描きます。課題は、クロッキーは毎週提出し、デッサンは一週間〜数週間かけて描いたものを提出します。
     
    ストーリーマンガコース:1年生では、マンガの基礎技法として、ペンドローイングやパース法などを学びます。前半は特に、毎週技法と作画の課題を行い提出していくので、1年生はかなりハードワークですが、その積み重ねが確かな画力向上になっています。

    新世代マンガコース:
    1年生は3つの授業が中心となります。デジタルの基礎(クリップスタジオ、ipad)、絵画技法(絵の基本、マンガの基本)とネーム(マンガの描き方、キャラクターの作り方、コマ割り)です。毎月2~3個の課題をこなすことで、マンガを描いたことのない人も1年間でマンガが描けるようになります。
  • ストーリーマンガコースを志望していますが、これまでマンガを描いたことのない人も授業についていけますか?
    同じ課題でもそれぞれに合わせた目標設定を行います。すでにマンガが描ける人はより描けるように、初めての人は初歩の描き方から積み重ねるカリキュラムです。
  • 卒業までの間にどういう作品を作っていきますか?
    カートゥーンコース:コースでは、1コマの漫画、ユーモアや風刺を交えたイラストレーションを描くことを目標にしています。そのため、1年生、2年生では基礎画力を固め、3年生からは「カートゥーン」、「絵本」、「アート」のゼミに分かれます。どのゼミでも、1枚の絵にメッセージを持たせる技術を学びます。卒業時に仕上げる卒業制作は、小さな作品をたくさん描く人、絵本を作る人、大きな1枚の作品を描く人もいます。

    ストーリーマンガコース:1-2年は基礎的な技法やストーリーを作る課題をこなします。3年生から自分の好きな作品を描いていくのですが、ストーリーマンガだけではなく幅広いマンガ制作(実用マンガ・取材マンガ)もあり、イラストや立体造形の制作も学べます。4年生は卒業制作に挑みます。多くは、32ページくらいのストーリーマンガを仕上げますが、イラストや絵本、ゲーム制作を行う学生もいます。

    新世代マンガコース:1年生の終わりには8ページ、2年次では16ページ前後のマンガを完成させます。3年次以降はゼミに分かれて、プロを目指した作品づくりに挑みます。課題として作った作品は、出版社に持ち込んだり、ネットで発表したりもします。就職を目指す人には、就活に役立てるポートフォリオに使える作品も卒業制作として認めています。
  • カートゥーンコースは、キャラクターデザインコースやイラストコースとどう違いますか?
    カートゥーンコースでは、手(アナログ)で描くことを大切にしています。手で描く力、手描きの魅力を追求します。キャラクターデザインコースとの違いは、キャラクターデザインが魅力的なキャラクターを作るところであるのに対して、カートゥーンコースでは「魅力的な1枚の絵として完成させる」ことを目指していることです。またイラストコースはイラストレーターになるための実践的な授業が多いですが、カートゥーンは自己表現に重きを置いています。
  • ストーリーマンガコースと新世代マンガコースとの違いを教えてください。
    ストーリーマンガコースでは、印刷物として読むマンガを学びます。商業レベルの高い作品性、商品力のあるマンガを描く力を身につけます。何を描きたいのか、何を訴えたいのかという作家性を重視しています。
    新世代マンガコースは、ネットを使った作品の発表方法も含め、どんなマンガが受けるかなど、エンターテインメントとしてのマンガを目指しています。読者が欲しいものを描くのが特徴です。
  • ストーリーマンガコースでは、どんな力が必要ですか?
    ストーリーマンガには総合力が必要です。画力、ストーリー、センスが評価ポイントとなります。これはどこかが足りなくてもどこかで補えるということ。例えば画力が弱くても、自分の得意なもの(ストーリーやセンス)を伸ばして行けばマンガ家になれます。絵がとびぬけて上手くなくてもマンガ家になった卒業生はたくさんいますし、画力を買われて原作付きマンガの作画担当をしている卒業生もたくさんいます。
  • 在学中に編集者に原稿を見てもらえたり指導してもらえる機会はありますか?
    大学全体のキャリア支援として、全学部の学生を対象にした「出張編集部」が年二回開催されます。東京の多くの大手出版社が参加し、大学内で作品を講評してもらえます。多くのデビューにつながってるイベントです。
    また、ストーリーマンガコースの教員はプロのマンガ家なので、編集者と独自のつながりを持っています。教員が編集者を招いておこなう授業が、毎年後期に2-3回あります。また、敏腕編集者の教員もいるので、日常的にも直接指導が受けられます。
    新世代マンガコースは、ネット上でマンガ発表に関心を持つ編集者による授業が、年に2-3回あります。また、マンガ原作者やプロデュースを専門としている教員もいます。
  • 絵が上手くありません。最近マンガのことを勉強し始めました。合格できるでしょうか?
    新世代マンガコースは、特技のある人、他の人と違う視点を持っている人も歓迎しています。在学生のなかには、面白い原作が書ける人が絵の上手い同級生と組んで、マンガ家デビューを目指している人もいます。
    また、他のコースでも、実技だけでなく、学科や小論文、面接で受けられる入試もありますので、絵が苦手な人は実技でない入試に挑戦してみてください。
  • 卒業生はどんな仕事をしていますか?
    カートゥーンコース:大手のゲーム会社、デザイン会社へ就職する人や、フリーでイラストレーターやマンガ家として活躍している卒業生がたくさんいます。絵を仕事にしなくても総合職で働き、ライフワークとして絵を描くことを選択する人もいますよ。
     
    ストーリーマンガコース:マンガ家をめざし、デビューしている人が多いです。一方、マンガで学んだスキルを活かしてゲーム会社や一般企業のデザイン部門、企画運営会社に就職している人もいます。一般企業に就職する人※や、教員免許を取得して教員になる人も多いです。
    ※一般企業に就職して趣味で発表したマンガからデビューした人もたくさんいます!
     
    新世代マンガコース:新世代マンガコースで学ぶ、読む人を楽しませるための手法や演出は、ゲーム会社のプランナーやテレビの制作会社の企画現場で求められている力です。学んだ力を活かして、一般企業での商品開発やマーケティング部門、総合職、専門職も含めた動画制作会社での進路も目指すことができます。
  • ストーリーマンガコースでは、編集者になることはできますか? 
    できます。卒業生のなかには、編集プロダクションに就職した人もいますよ。
  • マンガ学部で得た技術は、マンガ家になる以外でどのように役に立ちますか?
    ストーリーマンガを描くためには幅広い知識と観察力、また物語を作るためには人の心を読み、考える力が必要です。一般の文系で学ぶよりも、幅の広い知識や技術を身につけないといけないので、ここで学んだ力は様々な場面で役立つと思います。また、マンガを描くということはゼロから企画を立て、キャラクターを作り、ストーリーを練って、自分で描き作品を仕上げます。これは、企業ではプロジェクトを立ち上げる時に必須とされる能力と同じです。

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