国際文化学部Q&A (6/7 WEBオーキャン学部別相談会 回答まとめ)

6月7日「京都精華大学WEBオーキャン」で実施した、Live配信企画「学部別相談会」の記録を公開します。
当日の配信では、高校生のみなさんから寄せられたさまざまな質問に、各学部の教員がオンライン会議システム「Zoom」を使って回答しました。このページでは、配信中に回答しきれなかったものも含め、すべての質問と回答をまとめて掲載します。「興味はあるけれど、何から調べればよいかわからない」「先生に聞きたいことがある」など、まだ迷っている人から、志望コースが決まっている人までおすすめの内容です。
ぜひ、大学・学部説明動画とあわせてご覧ください。

国際文化学部に寄せられた質問

学部共通

  • 国際文化学部は、どのような人におすすめですか?
    海外に興味を持っている人はもちろんですが、私たちが生活しているこの日本に興味を持っている人、今の社会に疑問を持っている人、あるいは、なにかしたいのだけれども、なにをしたらよいかわからないという人にもおすすめします。大学で学び、友達や教員など多くの人と意見交換をして、さまざまな発見をしてほしいと思います。
     
  • 国際文化学部の4年間の学びの流れを教えてください。
    1年次は哲学など、基礎的な人文学の研究方法を学びます。特にグローバルスタディーズ学科では、海外短期フィールドワークを体験することによって、グローバル/ローカル双方の視点を獲得します。2年次から専攻に分かれ、各専門分野の専門的知識を習得します。また、少人数の演習形式の授業でディスカッションしながら理解を深めます。3年次の前半は、人文学科は国内、グローバルスタディーズ学科は海外のフィールドに出て、それぞれのテーマで調査・研究を進めます。後半はその経験を活かし、専門性をさらに高めます。4年次は卒業論文の執筆が中心となります。
     
  • 特長にあった「フィールドワーク」とは何ですか?
    テーマに即した現地へ訪れ、調査をすることです。京都精華大学では、異なる地域や国に実際に行って、そこにある文化を見て、調べて、そこにいる人々と直接話し、体験することを重視しています。フィールドワークには国内型、海外型とありますが、国内型では京都という長い歴史と伝統を有する魅力的な地の利を生かしたフィールドワークも用意しています。
  • 「国際文化」とはどういう意味ですか?
    「国際文化学」という学問があります。この学問では、国境を越えたグローバルな文化交流を通じて、異文化に対する理解を深め、よりよい関係の構築について模索します。また、国際社会で起こるさまざまな課題に対して、文化の視点から解決策を探る学問でもあります。京都精華大学では、グローバルとローカル双方の視点から、多様な人々が暮らす社会のよりよい姿を追求します。
  • 9月の総合型選抜入試までに何をすればいいですか?
    総合型選抜入試では、体験授業に参加して、そこで話されたテーマをもとに、自分の問題意識を深めてもらいます。そのためにも、相手の話をよく聞いて理解するだけでなく、「なぜそうなるんだろう」、「これは違うのではないか」、「自分はこう思うのだけれど」といった疑問をもってください。その疑問を相手に伝え、相手の意見を聞いて、また考える、というプロセスが思考を深めます。日頃からちょっとしたことに疑問を持ち、考えるというトレーニングをしておくと良いと思います。

グローバルスタディーズ学科

  • アフリカ・アジアを中心にしているのはなぜですか?
    近年、世界の政治や経済、文化などすべての面で、アジアは「リードされる側」から「リードする側」に変化しました。アフリカは今後アジアに並び、あるいはアジアに代わって世界をリードする可能性をもっています。留学といえば欧米を想像する方も多いと思いますが、これから世界の中心となるところを自分の目で見て体験し、未来をつくる力を育ててほしいと考えています。
  • グローバルスタディーズ学科の留学について質問です。プログラム内容と費用について教えてください。また、新型コロナウイルスの影響で海外に行けない場合はどうなりますか?
    まず、1年次に約2週間、アジア諸国への短期プログラムがあります。3年次には世界各地で約6か月間の長期フィールドワークを行います。どちらも全員必修のプログラムです。基本的に、学習に関する費用は大学が負担し、学生の負担は交通費と生活費です。具体的な費用は、短期プログラムが10万円程度、長期プログラムは、滞在先によって変わりますが、35万円~50万円ほどを想定しています。
    新型コロナウイルスの影響に限らず、滞在先での安全が確保できないと判断した場合は、時期を調整したり、別の国や国内でのプログラムに変更するなどにて、検討しています。
  • グローバルスタディーズ学科の海外プログラムではどこの国に行けるでしょうか?決まっていたら教えてください。
    あくまで予定ではありますが、1年次の短期プログラムは韓国、台湾、タイ、ベトナムなど東南アジア・東アジアを中心とした地域になります。長期プログラムでは希望をもとに相談することになりますが、これまでにプログラムを展開してきたアメリカ、ドイツ、フランス、ニュージーランド、インドネシア、タイなどの世界各地に加え、セネガルなどアフリカ諸国を予定しています。
  • 長期海外フィールドプログラムの6か月は、具体的にどのような生活を送ることになりますか?
    国際文化学部の前身となる人文学部の豊富な実績を活かせるよう検討しています。たとえばニュージーランドに行った先輩の例では、現地の大学で語学の勉強をしながら、その土地の文化を英語で学び、その後、自分で設定したテーマ(ニュージーランドの先住民族であるマオリ族の衣装)についてフィールドワークを行いました。
  • 英語が好きなのですが、力をつけることはできますか?どのような授業がありますか?
    少人数クラスで身近な関心事をテーマに英語で意見交換を行う授業や、現場で使えるビジネス英語の授業などがあります。他にも、主に「コミュニケーションのための英語力」をつけることを重視し、さまざまな授業を用意しています。
  • 英語が苦手でも大丈夫ですか?
    入学時は苦手でも、積極的に学ぶ気持ちがあれば大丈夫です。また、研究をするために必要な道具だと思えば、自然と力がついてくるでしょう。英語が苦手な先輩で、フィールドワーク先に選んだインドネシアの言葉が、現地での学習や調査が進むにつれてかなり上達した人もいます。がんばってやっていきましょう!  
  • 高校では日本史専攻で学んでいますが、グローバルスタディーズ学科の勉強についていけるでしょうか?
    もちろんです。たとえば外国に行けば、ほとんど間違いなく日本のことを紹介してほしいと言われるでしょう。そのとき、日本の歴史を知っているのはたいへんな強みになります。ぜひ自信をもって学びに来てください。
  • 将来、海外で働きたいと考えています。大学時代にどんなことをすればいいでしょうか?
    とにかく、海外に慣れておくことが大切です。3年生の時に現地で学ぶ海外フィールドプログラムも用意していますが、京都精華大学は日本でも有数の留学生比率を誇る大学。ぜひ、留学生のみなさんとも積極的に交流し、キャンパス内でも国際性を育てましょう。
  • アフリカに行ってみたいと考えていますが、周囲から危ないのではと言われます。実際のところ、どうなんでしょうか?
    清水:あらかじめ調べておくことは重要ですが、アフリカだけが特別に危ないわけではありません。フィールドプログラムでの参加では、教員がしっかりサポートするので大丈夫です。
    澤田:たとえば、新型コロナウイルスの予防として「手を洗う」などの作法があるように、アフリカにおいても「危険回避のための作法」がちゃんとあります。教員は何度も現地に行き、その作法をよく知っています。また、感染症対策については専門家を招いた講義もあり、入念に準備をしています。
  • グローバルスタディーズ学科に所属していても、大学のプログラムである交換留学に行くことは可能ですか?
    現在検討中ですが、希望時の修学状況をふまえ、個別に相談いただくことになります。
  • 海外プログラム学修奨励奨学金はグローバルスタディーズ学科でのフィールドワークも含まれますか?
    海外プログラム学修奨励奨学金は、グローバルスタディーズ学科で3年次に行う海外長期フィールドワークも対象となります(ただし、1年次の「海外ショートプログラム」は対象外です)。

人文学科

  • 人文学科の一番の特長はなんですか?なぜ国際文化学部の中にあるのですか?
    一番の特長は、大学で研究することがまだはっきり決まっていない、あるいは、集中して取り組みたいことがあるなど、さまざまな状況で入学するみなさんに、幅広い選択肢を提供できる体制をとっていることです。国際文化学部の中に人文学科があるのは、人文学科でとりあげる問題も、やはり国内の問題にとどまるものではないからです。人文学科の学生にも日本というローカルな視点だけではなく、グローバルな視点から日本を見て、いろんな発見をしてほしいという希望があります。
     
  • 文学専攻、歴史専攻、社会専攻、日本文化専攻にはどのような授業がありますか?
    ほんの一例ですが、文学専攻では古典文法や日本文学史、歴史専攻では古文書解読や京都の歴史、社会専攻ではジェンダー論や平和学、こども学、日本文化専攻では、観光学や日本芸能史などがあります。ほかにも幅広い授業を用意しています。
  • 文学専攻では将来はどのような仕事につけますか?
    卒業後の進路は多種多様です。中学や高校の教員免許や、図書館司書などの資格を取ることもできます。業種も幅広く、出版関係の仕事からメーカー、京都の老舗で働く人などがいます。
  • 人文学科でも海外留学に行けますか?
    行けます。グローバルスタディーズ学科の長期海外フィールドプログラムに、人文学科の学生も履修できるプログラムがあります。また、学部に関係なく履修できる、夏休みや春休みを利用した留学プログラムもあります。
  • 日本史が大好きなのですが、人文学科ではどんなことが学べるのでしょうか?
    古代や中世、近世、近現代など各時代の専門家が揃っていることが大きな強みです。日本史で特に好きな時代はありますか?もし、これから掘り下げていくのであれば、ウェブサイトでは教員のプロフィールや専門分野、卒業論文のテーマ例などをぜひ参照してみてください。これからの一歩を踏み出す参考になれば嬉しく思います。
  • 歴史と日本文化、両方に興味があります。歴史専攻を選んで日本文化を学ぶことはできますか?
    可能です。むしろ、自分の専攻以外の科目も必修になっています。2年次から専攻が分かれますが、文学、歴史、社会、日本文化、それぞれの専攻は互いに関係しあっています。どの専攻に入るとしても、他の専攻の学びを意識することになりますし、授業もとります。あなたのやりたい学びはどの専攻が一番近いか、ということで選択するのが良いでしょう。

その他の質問

  • コロナウイルスで世の中がどう変わっていくか不安です。これから先の社会はどうなると思いますか?何かやっておいた方がいいことはありますか?
    不安で勉強も手につかない、という人も多いかもしれませんね。ただ、視野を長くとって、人間の歴史をみてみると、これまでにもさまざまな恐ろしいこと、不幸をもたらすことが起こってきました。人は「よくわからないもの」について不安になります。不安と闘うためには、よく勉強する、ということが一番大事です。つまり逆に考えると、不安をもたらすものは、学びのエネルギーになる、ということです。
    また、「人文学」という学問では、いろんな角度から物事をとらえることができます。たとえば感染症の問題であっても、政治や経済、歴史や文学など、多様な取り組み方があります。幅広く色々なことを学ぶことは、あなたの一生を豊かにします。本学のウスビ・サコ学長も、人文学は「希望の学問」だと言っています。京都精華大学ではどんな時代にあっても自分の指針をもって生きていける人を育てる、豊かな学びを提供したいと考えています。
  • 大学に行きたいとは思っていますが、色々なことに興味があってひとつに絞れません。専攻は1年生のときに決めなくて良いと聞きましたが、みなさんどのように決めているのでしょうか?
    多くのことに興味があり、好奇心旺盛なのは素晴らしいことです。1年次に授業の中で、さまざまな教員の幅広い専門分野や研究方法を学ぶうちに専攻が決まることも多いですが、迷ったときはぜひ教員に相談してください。
  • 先生たちの専門で、おもしろいと思うことはなんですか?
    清水:わたしの専門である「文化人類学」では、あらゆるものが研究対象になります。何を研究するか目移りしてしまったり、その多さ、幅広さに途方もない気持ちになることもありますが、やっぱりその分、世の中への興味がいろんな角度で深まり、面白くなっていきます。これが研究の醍醐味ですね。
  • 高校時代にやっておいたほうがよいことは?
    是澤:友達とたくさん話して、楽しい高校生活をおくってください。
    清水:本を読めるだけ読んでおいてほしいと思います。知識があって損をすることはありません。専門書でなくても、たとえば好きな作家の小説でもよいからぜひ読んでください。
    澤田:首から上よりは首から下を大切にしてください。よく寝て、よく食べましょう。健康な生活は学びの最も重要な土台です。
    白井:頭がいいとか、勉強ができるということよりも、元気がいちばん大事です。なんでも知ってやろう、学んでやろうという人は入学後にぐっと伸びます。貪欲さをもって大学に来てほしいと思います。
国際文化学部の相談会にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

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