芸術学部学部Q&A (6/7 WEBオーキャン学部別相談会 回答まとめ)

6月7日「京都精華大学WEBオーキャン」で実施した、Live配信企画「学部別相談会」の記録を公開します。
当日の配信では、高校生のみなさんから寄せられたさまざまな質問に、各学部の教員がオンライン会議システム「Zoom」を使って回答しました。このページでは、配信中に回答しきれなかったものも含め、すべての質問と回答をまとめて掲載します。「興味はあるけれど、何から調べればよいかわからない」「先生に聞きたいことがある」など、まだ迷っている人から、志望コースが決まっている人までおすすめの内容です。
ぜひ、大学・学部説明動画とあわせてご覧ください。

芸術学部に寄せられた質問

  • いままで美術を専門的に学んでいませんが、芸術学部に行っても大丈夫ですか?
    無垢な状態で来てもらいたいです。そして1年目で広く吸収してほしい。不安な人は、自分自身が「おもしろい」「きれいだ」と感じたものを、好きな画材で描きとめてほしい。描くと感動が身体に残るということを体感しておいてほしいです。
  • 画塾は通ったほうがいいですか?
    入試の段階で画力を問う入学試験は減っています。ただ、もし家や学校の近くに画塾や美術予備校があって、時間的にも余裕がある人は一度行ってみてほしい。ノートにちょっと落書きしてるだけでも、それに対して客観的なアドバイスがもらえるし、絵が好きな同世代の人たちの作品をみることができてきっと楽しいと思います。
  • デッサンを自宅で練習するときに気をつけた方がいいことは?
    デッサンは「光を感じて描く」ことが大事です。強い自然光が入る部屋であれば、光が一定になるように気をつけてほしい。家のなかで、描こうとしている対象物が美しく見える場所を探してください。また、もう一つ大切なのは、「描いている自分」と「それを客観的にみる自分」を持ってほしいということ。難しいことですが、少し離れて絵を見ることを忘れないようにしてください。そして描いたものはオープンキャンパスに持ってきて見せてくださいね。
  • 芸術学部の1年生はなぜ共通で学ぶのでしょうか?
    大学は専門を学ぶところですが、本当にやりたいことを7専攻から選んでほしいと思っています。また、1年生でたくさんの技法や教員と出会えることが、2年生からの専門に活かされてきます。卒業後に社会に出た時に、多様な視点をもって物事に取り組んでもらえるようにと思っています。
  • 1年生の「体幹授業」はどういうことをやりますか?
    絵画、工芸、彫刻、デザインの4つの基礎を学びます。さまざまな視点を持ってもらうための芸術の一歩目の経験をしてもらいます。2年生からの専門を選ぶ参考にもなります。
  • わたしは色々なことに興味があり、ひとつに絞れずにいます。みなさんはどうやって 2年生からの専攻を決めているのでしょうか?
    芸術はジャンルのボーダーがなくなっているので、迷うのは当然かもしれません。どの専攻を選んでも、いろんなものを取り入れられます。1年次は、教員や同級生だけではなく、いろんな専攻の上級生ともたくさん話をしてほしい。それぞれが色んな理由で専攻を決めますが、1年生の終わりにはきっと決めることができますよ。
  • 2年生以降、他の分野を学ぶ機会はありますか?
    もちろんあります。実際は2年生以降になると、それぞれが選んだ専攻にのめり込んでいくのですが。例えば作った立体作品を映像に収めたい場合は、映像専攻に相談すればよい。先生はもちろん、友達を通じて試してみてもいいと思います。
  • ほかの分野の施設は使えますか?
    例えば立体造形コースには、他の専攻の学生から「作品の土台を鉄で作りたい」「構造的に作品を頑丈にしたい、安定させたい」などの相談があり、設備を使ってもらっています。ただ、危険な機材や薬品があるので、教員やアシスタントから指導を受ける必要があります。とにかく気軽に相談してほしいと思います。
  • 染織やテキスタイルに興味があります。立体的な作品もつくれますか?
    テキスタイルに興味を持ってもらうことはとても嬉しいです。染色やテキスタイルを学ぶのに京都は最適です!テキスタイル専攻では、糸や布を使った立体的な作品も自由に作れます。立体が得意な教員もいますよ。
  • 映像専攻では何をつくれますか?
    ショートムービー、アートアニメーション、メディアアート等に取り組めます。「映像」は本当に幅広い。ほかの芸術分野と連携しながら幅広い表現ができます。あなたが「映像」としてイメージしているものはだいたい作れるはずです。
  • 映像専攻でも3DCGができますか。
    2~3年の授業で3dsMaxという3DCGソフトを学ぶことができます。ただし、授業は基礎技術の習得にすぎませんので、3DCGで表現したいことがある場合は根気よく継続していく必要があります。フルCGで卒業制作を制作する学生は学年に一人か二人です。
  • 映像専攻では映画もつくれますか?
    実写制作は行いますし、卒業制作に短編映画を作る学生もいます。が、映画そのものを学ぶ授業(シナリオだったり役者のカメラアングルだったりを学ぶ授業)はありません。
  • 映像専攻でもデッサンは必要ですか?
    映像に関わらず、あらゆるものづくりにデッサンは役立つと思います。なぜなら、デッサンは「ものをしっかり見る力」を養います。描くことは、対象物を身体にとりこみ、新たな発見を生むはずです。もしデッサンが苦手な人は、苦手なりにがんばってみてください。デッサンができないことを後ろめたく思う必要はありませんが、苦手意識で遠ざけてしまうのはもったいないです。
  • いま(遠隔授業中)はどうやって授業をしているのでしょうか?
    佐藤:道具や材料を学生の自宅に送り、パワーポイントや動画などで課題や参考資料を見せて、ZoomやLINEを使って対話したりしています。作品は写真を送ってもらい、発表してもらいます。
    鳥羽:テキスタイル専攻では、制作活動を止めないことを重視し、自分の部屋をアトリエに見立ててもらい、どのような環境でも(四畳半であっても)作品は作れると知ってもらおうとしています。
    吉野:立体造形専攻は、いまできることに取り組んでいます。大学の大きな機材を使ってできるときまでの下地作りをしてもらっています。
  • ほかにも京都には美大がありますが、精華大芸術学部の一番の良さはなんですか? 
    どの大学にもそれぞれの良さがあります。精華大学の良さもいろいろあるんですが、なにより多様性があることではないでしょうか。自分以外の人たちの意見や考え、育ってきた環境の違いを尊重しあえる。マンガや音楽を学んでいる学生もいる。それを楽しんでほしいと思います。
  • 9月の総合型選抜入試までに何をすればいいですか?
    総合型選抜は授業体験で、指導型なので、臆せずにそのままで来てほしい。芸術学部で学びたいことがあるのなら大丈夫です。自分が何を好きか、たくさんのものをみて、好みや個性を育てておいてください。
  • 洋画を学びたいと考えています。受験までに何をすればいいですか?
    描くことです。そして描く前に、その対象をじっくり見つめてほしい。じっと見て、目を閉じて、見ていたものが頭の中で再現できるかを繰り返し確認してほしい。描くときは、手と心と頭を動かしてほしいと思います。
  • 芸術ってなんだと思いますか?
    吉野:芸術は「つくる」ことであり、「生きる」ことだと思います。生きることは、食べて寝て生活することですが、そのなかに「つくる」ことは必ず含まれます。例えば人は生活する中で家を作り料理を作ってきました。人の欲求のなかに「つくる」は含まれると考えています。
    鳥羽:芸術は「コミュニケーション」だと思っています。1000年前の音楽を聴いて涙を流すように、自分が死んだ後も生き続け、コミュニケーションをとってくれるものが「芸術」だと思います。ぜひ芸術学部に入学して、芸術とは何かを話し合いたいですね。
芸術学部の相談会にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

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