「描く力」を強みにして多様なメディアで活躍するクリエイターに

イラストレーションは、メッセージを伝えるための表現です。新たなメディアが次々と生み出される現代において、情報やメッセージを伝えるために、これまでにない魅力的な表現を追求する力が求められています。イラスト学科では、広告や出版物、絵本、ビジュアルアートなど幅広い分野の特性を学び、多様なメディアで活躍するクリエイターを育ててきました。2025年度には、2年次から分かれる新専攻として、モーションイラスト専攻を新設。動画やWebメディアなど、これからの世界に求められる新たなジャンルに活躍の場を拡大します。イラスト学科では「描くこと」と「伝えること」を軸にカリキュラムを用意しています。1年次は、「描くこと」を中心に取り組み、多様な技法に触れ、豊かなイメージや感性を養います。2年次からは専攻に分かれ、専門的な技術を磨き、自らの表現スタイルを追求していきます。「描く力」を強みにして多様なメディアで活躍するクリエイターをめざします。

学科の特長

  • 1年次は基礎を体得し、 2年次から専門的に学ぶ

    1年次は学科共通で学び、手で描くことを中心に基本的な描画力や構成力、イメージする力や感性を養います。2年生からは「イラスト専攻」と「モーションイラスト専攻(2025年度新設)」の2つの専攻に分かれて、より専門的に必要な知識や技術を学んでいきます。

  • 多様な技法に触れ、表現の幅を広げる

    人物デッサンや立体表現、日本の伝統的な技法と画材にふれる日本画や水墨画、銅版画、写真やCGなど、多様な技法を学び、表現の幅を広げていきます。モーションイラスト専攻では、動画や3DCGなど、さらに新しいスキルの取得をめざす授業を新設。自分に合った表現を見つけ出すことができます。

  • 実社会を意識して「伝える力」を身につける

    イラストレーションは、メッセージをよりわかりやすく魅力的に伝えるための表現です。情報を深く理解する洞察力を磨くとともに、ポスターやグッズ、書籍の装丁、Webメディアなど、それぞれのメディアの特性とイラストの役割を理解し、実践的に学びながら、実社会を意識して伝える力を身につけます。

施設

学生一人ひとりの専用机がある実習室では、作品制作に没頭できます。

PICK UP!

  • 実習室での授業風景

  • 1m×2mの大きなポスターも印刷できるプリンター室

卒業後の進路

3年次からの専門性の高い学びは進路に直結。フリーのイラストレーター、絵本作家、アートの領域での作家活動、企業や事務所にデザイナーなどのクリエイターとして就職するなど、自分の表現を活かし、さまざまな領域で活躍。また、「伝える」力を利用した、一般職への就職率の高さも特徴です。

 めざせる職業
イラストレーター、絵本作家、グラフィックデザイナー、グッズデザイナー、マンガ家、アーティスト、美術教師 など

 主な就職先
デザイン制作会社、グッズメーカー、印刷・出版関係、美術館・博物館、教育機関 など

取得できる資格

在学中、指定された科目単位を取得すれば、以下の資格を取得することが可能です。
その他、検定・資格取得のための支援講座も用意されています。

 高等学校教諭一種免許状(美術)
 中学校教諭一種免許状(美術)
 図書館司書
 博物館学芸員